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今回のスタート地点は、都営浅草線東日本橋駅（都営新宿線馬喰横山駅）B1出口です。50mほど清杉通りを進み「東日本橋交差点」で御幸通りへ左折。目の前に大迫力の「東京スカイツリー」が現れます。それもそのはずスカイツリーまでの距離は3km弱。

日本橋中学校まで御幸通りを進み左折。浜町河岸通りをちょっと進めば、両国橋はすぐそこ。「両国橋西交差点」の信号を渡り、プチ広場（中央区立両国橋際児童遊園）から隅田川テラスへ降りて本番スタート！  

さぁ、ここからが本番スタート！まずは新大橋を目指して、てくてく歩いていきましょう。地元の「花守さん」と呼ばれる方々が花のお世話をされているらしく、点在する花壇で咲きこぼれる花々が心を癒してくれますよ。対岸に堅川水門（たてかわすいもん）を眺め、隅田川道路橋（首都高速6号向島線）付近には「浜町船着場」があります。災害時に防災拠点として活用されるようです。浜町公園付近のテラス壁面には、両国橋を描いた浮世絵、中央区内の小中学校の卒業制作絵画があり、まるで屋外美術館のようですよ。

新大橋から清洲橋は約600m。すぐに見えてくるには「わんわん広場（ドッグラン）」。そして「東京みなと祭」でも活躍している日本橋消防署浜町出張所の水難救助艇「はまかぜ」「きよす」。対岸の小名木川河口部には葛飾北斎の富嶽三十六景にも描かれた「萬年橋」と見ごたえ満載の600mです。おそらく「はまかぜ」「きよす」が停泊している付近は、中央区「最東端」かと思われます。「たけちゃん」はなぜか「最北端」や「最南端」という「端」という言葉に引き寄せられてしまうのです。。

清洲橋から隅田川大橋までは約350m。「箱崎町船着場」付近には門のような独特な形をした建物（リバーゲート）があります。隅田川に架かる他の橋に比べると実用性重視のデザインの隅田川大橋ですが、実は隅田川で唯一の二層式の橋です。

さらに隅田川大橋は夜景撮影スポットとしても有名です。北側を眺めれば清洲橋と東京スカイツリー、南側はブルーにライトアップされた永代橋、佃島のタワーマンションの摩天楼を楽しめますよ。

隅田川大橋から永代橋へはわずか350mほど。

永代橋はもともと現在の場所よりも150mほど上流にあったようです。もともとの永代橋が架けられていた付近には、歌川広重が江戸後期に描いた「東都名所永代橋全図」と共に名前の由来が書かれています。ぜひご自分の目で確かめてみましょう。

隅田川大橋から永代橋へ向かう途中、テラスはいったん途切れます。日本橋川河口に架かる「豊海橋」を渡り、永代橋のたもとから再びテラスへ戻ります。

永代橋から中央大橋へ向かうテラスは新川公園になっています。ドラマのロケ地としても有名なこの公園は、隅田川テラスの中でももっとも見晴らしがよく、解放感があり、いつまでも見ていたい絵葉書のような景色が楽しめますよ。

中央大橋の上から眺めるスカイツリーが「たけちゃん」のイチオシです。

さあ、前編はこのあたりでいったん終了です。後編は隅田川左岸テラスを歩き、隅田川河口付近を目指します。

※中央大橋の最寄駅は日比谷線・JR京葉線「八丁堀駅」から徒歩10分程度。もしくは、有楽町線「月島駅」から徒歩13分程度。

※中央大橋から「月島もんじゃストリート」まで徒歩10分。