日本橋の常設アンテナショップ、10店目発見! ~ 離島キッチン ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』のストーリーテラーとして取材します、rosemary sea です。
ロズマリ、「日本橋の常設アンテナショップを9店を全てご紹介」と申し上げておりました。
ですが、もう1店、ございました。
それは日本橋室町のYUITO地下1階にありました。
離島キッチン 日本橋店さんです。
離島キッチンさんは全国に現在5店舗。
神楽坂店は4年近く前に開店してスタート。
島根県隠岐の島海士町(あまちょう)の観光協会さんが運営母体です。
日本橋店は昨年3月のオープンとのこと。
他に札幌店・福岡店・海士町店がございます。
(ただし、札幌店は利尻島のNPO法人、海士町店は海士町の神社が母体だそうです。)
離島キッチン ディレクター 辻原真由紀(つじはら まゆき)さんにお世話になりました。
上の画像、お店の前で辻原さんを撮影させていただきました。
お店はランチ営業でお忙しいところ、少しお時間をいただきご案内いただいた次第です。
それではお品のご紹介です。お値段は全て税抜価格です。
そして『』内は辻原さんのコメントです。・・・
本日の食材コーナー
離島キッチンさんは本来、離島のお料理のご提供と離島名産の物品販売の両面で営業されています。
今回は販売されています島の名産品についてのみご紹介させていただきます。
『うちで使っている食材はここに並べてあります。』
「海士(あま)の塩」、「利尻こんぶしょうゆ」、愛知県・日間賀島(ひまかじま)の「島風・えび【しお】せんべい」、東京都・御蔵島(みくらじま)の「あしたばカレー」、「佐渡スーパーコシヒカリ」、山口県・瀬戸内海の祝島(いわいしま)の「びわ茶」、利尻島の昆布かつおだしパック「りせん・いちのおだし」、沖縄・伊平屋島(いへやじま)の「あおさ」、長崎・対馬(つしま)の紅茶「紅(べに)ふうき茶」などが並んでいます。
みそ豆・みそピーナツ
左:鹿児島県・徳之島 太良(たら)製菓
みそ豆 300g
630円
お店での人気ランキング、第1位です。
島で採れた落花生に黒糖と味噌を合わせた素朴な甘さの、どこか懐かしいおやつです。
食べ始めると、手が止まらなくなります。
『鹿児島の島はたくさんありまして、各島にピーナツに黒糖と味噌をつけるお菓子があります。
島ごとに呼び名が違ったりして、味も甘じょっぱいものやピーナツがしっかりしているという特徴があったり。』
中央:みそ豆 22g×5パック こちらも太良製菓
350円
「みそ豆」の小分けバージョン。
おやつにもお土産にもおすすめです。
右:鹿児島県・奄美大島 (株)ヤマア
みそピーナツ 380円
ピーナツとみその絶妙なバランスの素朴な逸品。
奄美の黒糖焼酎や泡盛にもぴったりです。
鯖スモーク
鹿児島県・屋久島
650円
お店での人気ランキング、第2位です。
屋久島のゴマサバを使っています。
お醤油、マヨネーズををつけてお酒のおつまみに。
また、持ち寄りパーティーのお土産にもおすすめです。
『島の広葉樹でスモークした、軽くて持ち運びしやすい一品です。
加熱もしないでそのまま食べられます。
お塩をつけて食べてもおいしいですし、ちょっとオリーブオイルをつけて食べるとワインとも合いそうな、洋風のおつまみになります。
私個人的にはポテトサラダに混ぜるのがおいしい、と思います。』
利尻昆布酢
北海道・利尻島(りしりとう)
NPO法人利尻ふる里 島づくりセンター
1,100円
天然利尻昆布を贅沢に使用した大人気商品。
ドレッシング感覚でサラダ、お肉料理におすすめです。
『利尻と言えば昆布ですね。
とても上品なだしがとれます。
島周辺でしか採れない、収穫量の少ない、高値で取引される昆布。
それを使った、まろやかさと旨みのあるお酢です。
化学調味料等一切使っていません。
うちと利尻島内と、札幌店だけで販売されています。』
「みそ豆」と「利尻昆布酢」をいただいてみました。
みそ豆はもちろんそのまま、利尻昆布酢は冷奴にかけてみました。
そこで食リポ。
「利尻昆布酢は昆布とかつおの風味がすばらしい。
酢は尖っていなくてこの3つの調和がエクセレント!
冷奴をやさしく包む感じ。
みそ豆は飲み物のおつまみでも、逆に単独でも最高。
後を引くこと、この上ありません。」ロズマリ家族。
鶏飯(けいはん)
鹿児島県・奄美大島
中央:けいはん雑炊 (株)ヤマア 280円
お湯を注ぐだけで手軽に味わえます。
フリーズドライの中にご飯が入っています。
左:鶏飯 (株)奄美大島開運酒造 170円
こちらも、ごはんの上に乗せてお湯を注ぐだけ。
鶏の旨味が凝縮されたスープがごはんによく絡みます。
右:鶏飯スープ 1人前 (株)ヤマア 250円
じっくり煮込んだ鶏ガラの旨みのこだわりスープ。
こちらは具材を入れる必要がありますが、その分自分好みの「鶏飯」が作れます。
また、鶏飯以外にも、うどんのスープ、茶わん蒸し、親子丼のだしにも使えます。
鶏飯は奄美大島がルーツの郷土料理・おもてなし料理。
TV番組「嵐にしやがれ」で紹介されたり、バイキングレストランでのコーナーで「自分好みが作れる」と人気になったりしています。
丸鳥スープに浸したごはんに、ほぐした鶏肉・錦糸卵・しいたけなどをトッピングしたもの。
ロズマリの大好物です。
奄美大島と言いますと、西郷隆盛が一時期潜居させられていた地。
その後、日本橋小学校の建っている辺りに居を構えたことで、中央区にも縁(ゆかり)のある偉人ですね。
『製造しているところでの違いがあります。
鶏肉がごろごろしているとか。
入れる具材も結構自由なんです。
陳皮とかが入っていたり、アクセントが効いていたり。
味の違いがあります。その辺、食べ比べて欲しいです。』
鶏飯スープを用い、鶏飯を調理。
左に乳白色の鶏肉ほぐし身、右に黄色の錦糸卵、上部にしいたけをトッピング。
更に刻みのりと刻みねぎを載せました。
そこで食リポ。
「どんな具材とも調和できるやさしい味。」ロズマリ家族。
れもんげ・ぶるべりげ・みかんげ
広島県の瀬戸内海・大崎下島(おおさきしもじま)
380円
呉市に所属する飛鳥で作られているフルーツの爽やかな香りを生かした、不思議な味わいのメレンゲ菓子。
「げ」はメレンゲの「ゲ」。
他に「いちごげ」「ゆずげ」があります。
『ホイップを泡立ててそこに島の果実を入れたものです。』
グリーンレモンマーマレード
愛媛県・岩城島(いわぎじま)
600円
岩城島の「青いレモン」の魅力を最大限に生かしたマーマレード。
やわらかな食感と爽やかな味。
『岩城島で商標登録された国産レモン「青いレモン」からのマーマレードです。
海外産のレモンは輸送中に黄色くなります。青いレモンは国内産の証し。
30年程前から島でレモン栽培を始めて、青いうちに出荷されます。
ですからワックスとか防腐剤不使用です。
色も綺麗で皮ごと食べられるレモンでできています。
爽やかな味で、ジャムの中で私は一番好きです。』
辻原さん、ありがとうございました。
この他にも、
ふくぎ茶(クロモジ茶)・・・全国の山地に生育する落葉低木樹・クロモジ。
島根県・隠岐の島ではクロモジのことを「ふくぎ」と呼びます。
爽やかな香りが特徴で、全国的には高級つまようじになる木ですね。
茶の木が生えていなくて、緑茶に縁がなかった隠岐の島の海士町(あまちょう)の人々。
昔から山に自生する「ふくぎ」をとって枝を煮出して飲む「ふくぎ茶」。
普通は枝だけですが、ティーバッグには葉を混ぜたものも。
おご・・・長崎県壱岐島(いきのしま)から。
かんてんの材料となる天草(てんぐさ)に近い海藻。
おごも寒天の材料となります。
お湯で戻すと綺麗な赤い色になります。
サラダやお吸い物に、簡単調理の便利な一品。
くさやチーズ・・・東京都・八丈島から。
東京都の島と言えば「くさや」。
お魚を長持ちさせるために、干物にして保存。
その際、昔貴重でした塩、その塩水を使いまわし。
それでお魚の成分が発酵してできた独特の風味、それが「くさやの干物」。
なぜかとてもまろやかなチーズと相性が良く、青ムロアジのスモークの風味が絶妙にマッチ。
くさやのにおいが苦手な方もOK、固定のお客様がいらっしゃるそうです。
こじょうゆ味噌・・・島根県・隠岐の島の名品。
お醤油でもない、お味噌でもない、一歩手前のお味噌とでも言いましょうか。
滑らかというより、米粒が入っている味噌、という感じ。
昔の隠岐の島にはお醤油はなかったそうです。代わりに「こじょうゆ味噌」。
おむすびに乗せて炙ったら、最高。
いろいろございます。
・・・ほとんどのお品が添加物・着色料不使用です。
おすすめのものばかりが並んでいます。
お食事でも、名産品ご購入でも、ぜひ離島キッチンさんにおいでになってください。
離島キッチン
日本橋室町2-4-3 YUITO日本橋室町野村ビル 地下1階
東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 A9出口直結
COREDO室町1の隣りです。
03-6225-2095(予約受付フォーム)
※ ご予約は営業時間内にお願いします。
営業時間: ランチタイム 11:30~14:30
(ラストオーダー14:00)
ディナータイム 18:00~22:00
(ラストオーダー21:00)
物販コーナー 11:30~閉店
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