定住人口が70年ぶりに最大を更新
中央区では、毎月1日時点の定住人口をホームページで公表していますが、
今年1月1日時点では、17万4074人となり、70年ぶりに最大人口を更新しました。
これまでの最多は、戦後に急速に復興が進んだ昭和28年(1953年)1月の
17万2183人でしたが、この数字を上回ったことになります。
過去、高度成長期にオフィスや商業ビルの建設される一方、住宅地は減り、
バブル期には家賃が高騰した影響もあり、平成9年(1997年)には過去最少
の7万2090人まで落ち込んだこともありました。
しかし、その後、90年代にマンションの容積率が緩和されると、湾岸
エリアを中心にタワーマンションの建設や再開発等により、住宅供給数
が増加しました。また通勤時間を減らす「職住近接」を求めて、都心部に移る
新住民も人口回復を後押ししたとみられます。
例えば、勝どき区域では、2000年で約9000人だった人口が、今年1月には
約2万7000人に、晴海区域では約4000人が約1万8000人に増加しています。
2027年に20万人に達する見通し
今後も マンション建設や再開発を控えた地域があり、区の推計では
2027年に20万人に達する見通しとのことです。
中央区将来人口の見通しについて(人口推計)
https://www.city.chuo.lg.jp/documents/828/jinkousuikei202201.pdf
画像は「写真AC」より 「東京連絡橋北側遊歩道から晴海方面」