カルガモの雛が育つ佃掘り
5月30日に石川島公園の浮島で、9羽の雛がいるカルガモの親子を見つけました。折良く、中央区水とみどりの課のスタッフの方とこの微笑ましい穏やかな光景を目にしながら、浮島周辺のゴミ散乱と釣り糸投棄の問題をお話しすることが出来ました。ところが、その日の夕刻には浮島にもどる親子を確認したのですが、あくる朝には、もう何処にもいませんでした。どこに行ってしまったのでしょうか、、、。
6月4日の早朝、佃掘りに親子を探しに行ってみました。佃掘りは、今年の冬から中央区水とみどりの課の大規模な整備がすすんでいますから、堀の常連コサギやゴイサギ達が羽を休める姿も見ることはありません。諦めようとしたその時、カルガモの鳴き声が。目を凝らすと、堀の壁とまるで保護色になった雛達がいるではありませんか。
まだ工事が始まる時間ではありませんが、工事地帯に移動して行きます。
工事の終了は、6月末とのこと。干上がった堀は、泥沼のようです。
親鳥は、どこが安全なのかわかっているのでしょうか。雛達を連れて、どんどん進みます。
喉が渇いても、飲む水は溜まり水しかありません。
やっと羽を休める場所に来ました。雛達も親鳥がするように真似て、羽繕いをはじめました。お腹もいっぱい、喉もうるおったのかしら?佃掘りの奥は、整備工事が終了しているところですが、今回の工事で水の循環は止まったまま。早く安全な環境が整うことを願うばかりです。
心温まるエピソードを伺いました。
昨日、1羽の雛がはぐれてしまっていたところを、工事関係者の方が見つけ親元に連れて行ってやったそうです。
佃掘りの清い水で雛達が無事に大きく成鳥しますように、みなさんで見守って行きたいですね。