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2023 4年ぶり完全復活の下町風物詩「べったら市」

 2023 4年ぶり完全復活の下町風物詩「べったら市」

 10月19·20日両日、寳田恵比須神社(日本橋本町3)周辺で、日本橋の秋の風物詩として知られる「恵比寿講べったら市」が、新型コロナウイルス禍を経て、神輿の町内渡御、べったら音頭なども復活し、4年ぶりに平常対応に戻っての開催です。          10月20日に商家で行う「恵比寿講」(恵比須神を祀り、関係者を呼んで行う年中行事)は、商売繁盛·家内安全を祈願する、商人にとって重要な習わしで、講の前日から、神棚·神具、お供え品等を買い揃える市が門前に立ったのが起源で、明治中期以降、浅く塩漬けした大根を米麹の床に本漬けした漬物(べったら漬)が売られ始め、人気を呼び名物となり、”べったら市” という名が定着したとされます。 運·福が付く縁起物として買い求められたとも聞きます。     寳田恵比寿神社前には大提灯が、周辺道路沿いには様々な崇敬者·企業名入奉納提灯が掲げられ、灯りが入ると一段と風情が増します。                期間限定で、鎌倉時代の名匠運慶作と伝わる、御神体の恵比寿神像御開帳が行われます。      後年恵比寿神合祀とされる近隣の椙森神社(日本橋堀留町1)周辺でも、恵比須神祭の縁日 通称べったら市が立ち、界隈は、べったら漬、地元の老舗の逸品、伝統工芸品をはじめ、飲食·物販合わせて約500と聞く屋台や露店が軒を並べ賑わっています。