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隅田川テラスからの景観<浜町公園~浜町河岸通り沿い>

 今回は、浜町公園から浜町河岸通り沿いの隅田川テラスからの景観を楽しみます。

 浜町公園を降ってテラスに出ると、右側(下流)には「新大橋」が目に入ります。

 新大橋は、隅田川で3番目に古い元禄6年(1693)の創架です。

 現在の橋は、昭和52年(1977)完成で、中央の橙色の支柱と両側に伸びるワイヤーが特徴的です。

 

 

 

 隅田川テラスからの景観<浜町公園~浜町河岸通り沿い>

 新大橋の西詰には、関東大震災の「震災避難記念碑」が建立されています。

 大正12年(1923)の関東大震災時、多くの橋が焼け落ちましたが、新大橋は一部を破損しただけで

 橋上にいた多くの人命を救ったことからこの記念碑が建てられました。

 

 

  隅田川テラスからの景観<浜町公園~浜町河岸通り沿い>

 テラスから上流側(左側)には、隅田川に架かる首都高速の高架橋が展望できます。

 6号向島線と7号小松川線の合流地点となる両国ジャンクションとなっており、橋梁部分は

 「両国大橋」と呼ばれています。

 

  隅田川テラスからの景観<浜町公園~浜町河岸通り沿い>

 さらに上流(北側)浜町河岸通り沿いのテラスまで歩くと「両国橋」が展望できます。

 隅田川では千住大橋に次ぐ2番目の創架となる橋です。

 江戸時代、明暦3年(1657)の明暦の大火時に、川にさえぎられて多くの焼死者を出した教訓から

 万治2年(1659)(寛文元年(1661)ともいわれる)に架橋されました。

 この架橋により、江戸の町が隅田川の東側に広がることとなりました。

 現在の橋は、昭和7年(1932)に架け替えられた橋で、以前より30mほど上流に移っています。