MUJI HOTEL GINZA~無印良品のおもてなし
こんにちは。
まちあるき大好き、おでかけニャンコです。
この春銀座にオープンしたばかり、今をときめく MUJI HOTEL GINZAにお邪魔しました。
そこは、温かく優しく包み込んでくれる・・・なのに感性が研ぎ澄まされる。
そんな不思議な空間でした。
ホテルの支配人、福島さんにお話を伺いました。
アンチゴージャス・アンチチープ~これこそ無印良品の世界観
どこを見ても、どこを開いても、そこは紛れもない無印良品の世界。(写真はTYPE Dのお部屋)
枕もとの壁面は、壁紙ではなく左官職人さんの手仕事。うまくお伝え出来ないのが残念です。
しばらくは、この雰囲気に浸っていたい・・・・
いえいえ、我に返ってインタビューしなければなりませぬ。
ーーホテルの特徴を教えてください。
「ここにはホテルだけでなく、店舗や MUJI Diner(日本初上陸の<無印良品 食堂>)などがあり、全体を通して<無印良品の世界観 >を体現しています。ホテルはその一部です。
下の店舗やMUJI Dinerと連動しているというところが、MUJI HOTEL ならではの醍醐味だと思います。」
ーーホテルのコンセプトは、どのようなものでしょうか。
「"アンチゴージャス・アンチチープ" というコンセプトでやらせていただいています。
何より、銀座の賑わいから帰ってきて、ほっとできる空間づくりを大切にしたい。
でも、せっかくホテルに泊まりにいらしてくださっているのだから、ちょっと特別感を出したい。
ということで、素材や収納にこだわっています。華美なものは使っていないけれど、経年変化で時間がたつからこそ出てくる風合いの良さで”特別感”を感じていただけたらと思います。」
共有部分の壁面に使用されている「古材」。
温かみがあり、ところどころにある傷もまた、いとおしくなります。
フロントバックの石材(冒頭の写真)は、100年以上前に都内を走っていた路面電車の敷石です。その重厚感には、思わず「わあ~」と感嘆の声が出てしまいました。
<レストラン WA> の壁面には、古船の鉄板も使用されています。
どれもが「時間」というエッセンスをたっぷり含んだ存在感・・・本物の贅沢ですね。
厳選された、おもてなし
――お部屋の特徴を教えてください。
「海外からのお客様も多いので、無印良品の世界観を壊さないようにさりげなく和の要素を取り入れたお部屋もあります。また、 <MUJI BOOKS>という本を扱うチームが厳選した本を、それぞれのテーマに沿って客室に置いています。お部屋でゆっくり読書を愉しんでいただけたらと思っております。」
※注 本がないお部屋もあります。
MUJI HOTEL GINZA併設(ロビー内)Library
「日本の見方」をテーマに厳選された500冊ほどの書籍は、表紙を眺めているだけでも楽しく、時間を忘れてしまいます。銀座に関する貴重な古い本もたくさんあって、必見(必読)です。
「フロントでも銀座等のご案内をさせていただいておりますが、お部屋のタブレットでも5~60か所のスポットを紹介しています。MUJI HOTEL GINZAで働いているスタッフがセレクトしたスポットも多く入っており、どうしてここをお勧めするのかというところまで書いています。」
拝見したら、路地裏の穴場スポットも多く、まちあるき好きのニャンコは興奮の連続です。
銀座を知り尽くした方々の、銀座愛にあふれたセレクトですね。
ぜひぜひ、書籍化をお願いします!(笑)
タブレットを手にした福島支配人。
お若いのに、とてもしっかりされている敏腕支配人です。
シンプルをデザインした、心地よさ
ア二メティ代をプラスすれば、ソファーをベッドにして3人で利用できます。(TYPE Dのお部屋代35900円+5000円)
とても座り心地のいいソファーだったので、おそらく寝心地も抜群ではないでしょうか。
ーーシンプルな空間は、こんなにも居心地がいいのですね。
「皆様、”ほっとできるね“とか、”いい意味でホテルっぽくないよね” とおっしゃってくださいます。
客室に無印良品の商品を多く使用していますが、おうちにある普通のお部屋では面白くないので、”こういうお部屋に住みたいな” と思っていただけるような客室にしたいと話しています。」
日常生活の延長線上に、旅がある
ーーお客様のご様子はいかがですか。
「驚いたのは、海外の方もよく<無印良品>というブランドをご存じだということです。
また、最初は、”銀座はいろいろなコンテンツが街の中にあるので、朝ホテルを出て夜遅くに帰ってくるという過ごし方が一般的なのだろう”と思っておりましたが、皆様、お部屋の中にいらっしゃる時間がとても長いのにびっくりしました。客室を愉しみたい方が、たくさんいらっしゃるのですね。無印良品の商品を体験したいからと、都内の方も多く宿泊にいらっしゃいます。」
・・・ああ、その気持ち、痛いほどわかります。
だって、
なんと美しい浴室。。。
※注 バスタブは、残念ながら非売品です。
「パジャマやベッドのお問い合わせが、すごく多いですね。」
わかります!この浴室でまったりして、無印のパジャマを着て、無印のベッドで深い眠りに落ちたいです・・・そして、目覚めておうちに帰ったら、速攻、断捨離したくなりますね(笑)
「アンケートにもよく、帰ってから断捨離しますと書かれる方がいらっしゃいますよ(笑)。
MUJI HOTEL としては”日常生活の延長線上に旅がある” という考え方をしているので、そこへつながっていればすごく素敵なことだなあと思います。」
自分へのご褒美、銀座に泊まる
TYPE Aのお部屋。(1部屋14900円・プラス5000円で二名まで)
※注 バスタブはありません。
天井が高く、なんとバスルームの入り口の扉をクロゼットにしているので、とても広く感じられます。
ランニングウエア(シューズ、ミネラルウオーター・小物入れ)の無料貸し出しサービスもあります。
チェックインしたら、各階のイベントやワークショップに参加したり(要予約)
お茶をしながら読書を愉しんだり、おすすめの銀座スポットを散策
お部屋でのんびりインテリアに思いを馳せて、美味しいこだわりレストランで食事
深い眠りから目覚めたら、早朝の銀座通りから颯爽と皇居ランへ
帰りに無印のベッドや雑貨を購入して、おうちで楽しく断捨離(笑)
・・・まさに、夏休みの自分へのご褒美
MUJI HOTEL GINZA で提唱されるライフスタイルを存分に堪能することで、自分の生き方を変えてみませんか。
福島様、広報の原澤様、お忙しい中本当にありがとうございました。