rosemary sea

日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、併設されたギャラリー izutuki にて、5月23日(木)から6月19日(水)まで、「日本玄承社(にっぽんげんしょうしゃ)展 ー 伝統工芸 ー」を開催中です。

今回も株式会社木屋 日本橋本店 安部店長にお世話になりました。

併せて izutuki ご担当の大場さんにもご案内いただきました。

 

木屋さんより ごあいさつ・・・

京都府京丹後市に日本刀製作の工房を構える日本玄承社さまは、伝統的な日本刀製作だけでなく、今の価値観を反映した日本刀にも挑戦しています。

今回は樹脂封入刀「新しーARATASHIー」の展示、さらに「玉鋼(※)」に守護の「心」と古来より継承してきた「技」を込めて製作した包丁、ペーパーナイフをご用意しました。

今回は日本玄承社さま製作のお品と木屋製品とを合わせて展示しております。

木屋製品につきましては会場でご覧下さいませ。

※ 玉鋼(たまはがね)・・・

  日本刀の刀身材とする、砂鉄を溶かした鋼鉄。

 

・・・それではお品のご紹介です。

お値段は税込価格でご案内しています。

※ 「在庫状況により希望のお品が売り切れの場合がございます。ご容赦くださいませ。」とのこと。

 

包丁 柳葉
825,000円
受注生産 (約半年)

包丁 柳葉
825,000円
受注生産 (約半年) 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

柳葉包丁。

包丁は華やかな刃紋(はもん:刀身の波模様)を焼くのは難しい。

この包丁は日本刀の刃紋の中で最も華やかなもののひとつである「逆丁子乱れ(さかちょうじみだれ:刃紋の一種)」を焼くことに挑戦した包丁。

 

包丁 包丁正宗モデル
770,000円
販売時は会期後お渡し

包丁 包丁正宗モデル
770,000円
販売時は会期後お渡し 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

歴史上刀鍛冶(かたなかじ)として最も有名と言える「正宗(まさむね)」。

その正宗の作品とされている名物「包丁正宗」をモデルとし、小さい姿にまとめました。

現代的な鮮やかな柄、腰元に透かした二筋樋(ふたすじひ:刀身の上中部から下部に至るまで、2本の樋を並べて彫ったもの)が特徴です。

 

平造り型 お守り包丁
990,000円
販売時は会期後お渡し

平造り型 お守り包丁
990,000円
販売時は会期後お渡し 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

南北朝時代の豪壮な姿、兼光(かねみつ)の刃紋を意識した包丁。

南北朝時代(14世紀)備前国の名工「兼光」の、「のたれ基調刃紋」を参考にしました。

また日本刀には「持つ人の心を支えるもの」という精神があります。

この包丁は、まさに持つ人の「心の拠り所」となるよう願いを込めて製作しました。

 

エントランスナイフ 初
61,000円

エントランスナイフ 初
61,000円 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

日本刀と同じ製法で製作した日常で使えるナイフ。

鋼でありながら独特の木目模様が現れており、さらに日本刀と同じように刃紋が入る。

日本刀文化への入り口という思いを込めて「初」と命名しました。

封筒や段ボールの開封にご使用できます。

 

香皿
40,000円

香皿
40,000円 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

現代の鋼とは違う柔らかい手触り、独特の肌模様を感じることができます。

「感覚」を大事にする日本刀製作を少しでも感じて頂けたらと思い、手触り、見た目、香りを楽しめる香皿を製作しました。

日本刀製作を行う「火床(ほど:炉のこと)」から取れた灰をお付けします。

 

新し ー ARATASHI ー
(非売展示品)

新し ー ARATASHI ー
(非売展示品) 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

伝統技術(日本刀)と現代技術(レジン:樹脂)を融合させ、日本刀の持つ重要な要素のひとつである「美」に大きく振り切った作品。

日本刀と共に様々な素材や模様、色彩を封じ込めることができ、美しい立体的な表現が可能です。

よって特定のテーマやイメージに沿ったカスタムデザインも可能であり、個性的な作品を手にすることができます。

また、レジンに封入されているため手入れの必要がなく、不特定多数の人が集まる場所でも日本刀を容易に空間にディスプレイすることが可能です。

 

火箸
(非売展示・道具見本)
手槌
(展示・道具見本)

火箸
(非売展示・道具見本)
手槌
(展示・道具見本) 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

火箸(ひばし)

日本刀製作に使用する道具であり、刀鍛冶が自身で製作する。

用途に合わせて様々な形の火箸を使い分け、刀鍛冶それぞれで形状の違いがある。

 

手槌(てづち:片手で用いる、物を打ち叩く小さな道具)

こちらも日本刀製作に使用する道具であり、刀鍛冶が自身で製作する。

鉄を打つためには、叩く強さが必要。

そのため他の職人が使う金槌とは異なり、柄を中心より後方にすげる。

 

鍛錬
(非売展示・製作見本)

鍛錬
(非売展示・製作見本) 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

日本刀製作工程における「鍛錬(たんれん:刀など金属を打って鍛えること)」の工程見本。

鍛錬は日本刀の性能を決定する重要な工程。

玉鋼を幾重にも折り返すことにより、玉鋼の不純物を取り除き、さらに粘り強さを与える。

 

火造り
(非売展示・製作見本)

火造り
(非売展示・製作見本) 日本玄承社展 
 ー 伝統工芸 ー
  ~ 日本橋木屋本店 izutuki ~

日本刀製作工程における「火造り(※)」の工程見本。

※ 火造り(ひづくり)・・・

  鉄である玉鋼を熱してその赤くなった状態の部分を手槌で叩いて刀を成形していく、そして丈夫にする作業工程。

 

製作する日本刀の形に手槌で打ち出す工程。

「鍛冶(かじ)」という職業は、槌で完成に近い形にまで打ち出してものを作る職業。

火造りは、まさに「鍛冶屋」の代表的な工程。

 

日本橋木屋

日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 1階

東京メトロ半蔵門線・銀座線三越前駅 コレド室町地下入り口

東京メトロ銀座線・東西線 日本橋駅 B9b出口より徒歩2分

03-3241-0110

営業時間 月~金 11:00~19:00

     土・日・祝 10:30~19:00

元日・コレド室町点検日を除き休まず営業です。

木屋さんのホームページはこちら

⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/