Looking up at high-rise building
ー 高層ビルを見上げる ー ①
~ 聖路加セントルークスタワー・聖路加レジデンス ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
「Lookingi up at high-rise building ー 高層ビルを見上げる ー」シリーズをスタートします。
その第1回として『聖路加セントルークスタワー・聖路加レジデンス』を採り上げます。
※ 「聖路加」の読み方は「せいるか」「せいろか」?といつも迷いますが、【せいるか】と読むのが本当のようです。
ご紹介の前に、
高層建築物(高層住宅・高層ビル)とは・・・
実際、明確に決められた基準はないようです。
ただ、消防法では高さ31m超、となっています。
階数で申し上げると、6階以上だそうです。
でも現在は「6階」なんてざらにありますよね、この時代。
その上に「超高層」という言い方もあるようです。
明確ではありませんが、一説によると「60m超・15階程度以上」を言うそうです。
ですが、はっきり「超高層ビル」と言われ出したのは、1968年竣工の「霞が関ビルディング」とのことです。
156m、地上36階、当時は「日本一高いビル」と言われた霞が関ビルディングですが、現在の「日本一・・・」は2023年竣工の麻布台ヒルズ森JPタワー、325.2m、64階。
※ 2027年には390m、63階のTOKYO TORCH(トウキョウトーチ)Torch Tower(トーチタワー)B棟が完成し、「日本一・・・」となる予定です。千代田区になりますが、中央区との区境です。
記事 ⇒ 2022年12月8日『このモニュメント、何でしょう? ~ 中央区 区境の風景 ~』
・・・本題に戻りますが、ロズマリはこの際、この場では「とても高い」と思い感じたビルを「高層ビル」と呼ぶこととします。
『高層ビルを見上げる』につきまして・・・
ロズマリは高層ビルが好きです。
昇る(「登る」や「上る」ではないですね)のも良いのですが、高層ビルを下から見上げるのも好みです。
先日、六本木ヒルズを下から眺め、その後昇りましたが、ここでふと思いました。
「中央区、若しくは中央区に関係したビルをご紹介してみたいな」と。
六本木ヒルズもご紹介したかったのですが、晴れた日のことでしたが、そこは港区。
責めて眺めがご紹介できるレベルに達していれば良かったのですが、中央区側はあまりインパクトのある風景ではありませんでした。
よって、六本木ヒルズの記事は書かないこととしました。
・・・そこで次に思いつきましたのが、聖路加ガーデンに建つ2つのビル、聖路加セントルークスタワー・聖路加レジデンスです。
なぜならそこは中央区の高層ビルの象徴とも言うべきタワーだから、です。
聖路加ガーデン、そして聖路加セントルークスタワー、聖路加レジデンスにつきまして・・・
聖路加ガーデンは、隣接する聖路加国際病院のケアレジデンス部門やホテル、スポーツクラブ、そして賃貸オフィスなどで構成されました複合施設です。
敷地は約4万㎡、東京ドーム1個分というには少し足りないくらいの広さです。
高い方のビル、聖路加セントルークスタワーは高さ220.63m、中央区では2番目に高い建築物です。
建った時点では1番に君臨しておりましたが、2022年に「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー(高さ240.0m)」が完成しまして2番目となりました。
地上48階、地下4階、聖路加レジデンスとともに1994年完成。
3階から46階まではオフィス階です。
屋上には日本テレビとフジテレビのお天気カメラがあります。
以前は47階に展望室がありましたが、2010年に閉鎖となり、そこは現在「ルーク ウィズ スカイラウンジ」というスカイレストランとなっています。
そして低い方のビル、聖路加レジデンスは地上38階、地下3階です。
そして高さは146.1m、2024年6月現在、中央区内で27番目の高さだそうです。
1階から31階までケアレジデンス、つまり有料老人ホームとなっています。175戸あります。
32階から38階はホテル階です。
そして途中で2つのビルは繋がっていますね、連絡ブリッジです。
日中は一般の方も通れるようです。
最高のアングルです。
2つのビルをつなぐ連絡ブリッジも象徴的です。
陽にかかるビル、なかなかの風情です。
左が聖路加レジデンス、右が聖路加セントルークスタワー。
クルーズ船から撮影しました両タワーです。
クルーズの記事はこちらです。
⇒ 2023年12月3日『ウォーターズ竹芝 → 浅草二天門 ほとんど中央区をクルーズします 隅田川9橋を中心にご紹介します(4-2) ~ 東京水辺ライン 浅草・お台場クルーズ ~ 』
聖路加ガーデン前の庭から撮影しました。
ビル群はリバーシティ21、佃2-1です。
手前は隅田川と隅田川テラスです。
リバーシティ21
ー 先進的な住環境を備えた高層マンション ー
佃の情緒あるまち並みに隣接する旧石川島播磨重工業跡地には、21世紀にふさわしい快適な住環境を備えた「リバーシティ21」が林立している。
地上40階建ての超高層マンション群で、隅田川の景観と調和したデザインは高い評価を受けている。
~ 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ~
アメリカ公使館跡
聖路加ガーデン内、ビル北側に、このような案内板が設置されています。
明石町8丁目
開港によって日本に駐在した初代アメリカ公使ハリスは、安政6年(1859年)に現在の港区元麻布1-6の善福寺に公使館を開設しました。
ついで明治7年(1874年)築地居留地内のこの地に公館を新設し、はじめて形容を整えました。
後にこれが手狭となり、同23年(1890年)赤坂の現在地(アメリカ大使館)に移転しました。
公使館跡には、小松石の記念碑が残されていました。
大きさは、縦86~101センチメートル、横84~118センチメートル、厚さ18~34センチメートル、うち、2個には当時のアメリカの國章である盾、1個には星と鷲と盾、2個には五稜の星が刻まれています。
現在3個は聖路加国際病院トイスラー記念館の前に、2個は聖路加ガーデン内に移設されています。
この記念碑は、築地の居留地時代を伝える貴重な遺品として、中央区民有形文化財に登録されています。
平成27年3月 中央区教育委員会
アメリカ公使館跡 石標
聖路加ガーデン内、ビル2棟と隅田川テラスの間にあります石標です。
『五稜の星』の彫刻が施されています。
こちらは『盾形の星条旗』の彫刻が施された石標です。
アメリカ公使館は安政6年(1859年)ハリスにより港区元麻布1-6、善福寺に開設されたが、明治8年(1875年)12月築地の外国人居留地内のこの地に新築され、はじめて形容を整えた。
のち明治23年(1890年)3月赤坂の現在地に移転され、現在の大使館となっている。
最後の移転により、この地には8個の小松石の石標が残された。
石標には、白頭鷲、星条旗、星の3種類の彫刻が施されており、白頭鷲はアメリカの国鳥であり、星条旗に彫られた13の星は同国初期の13州を示す。
8個の石標のうち3個は昭和59年(1984年)10月に日米友好のシンボルとして、赤坂のアメリカ大使館に寄贈され、現在同大使館の前庭に配置されている。
残る5個の石標は、築地の居留地時代を伝えるものとして中央区民文化財に登録されており、うち2個をここに、3個を旧病院前に設置する。
アメリカ公使館跡の記念碑
ー 居留地時代を物語る5基の記念碑 ー
明治維新後、明石町とその周辺には外国人居留地が開かれた。
明治8年(1875年)にはアメリカ公使館も開設され、明治23年までこの地にあった。
木造2階建ての公使館は、クリーム色のペンキが塗られた洋館だったといわれる。
洋風建築が立ち並び、教会の塔がそびえる異国情緒あふれるまちの様子は、関東大震災ですっかり失われた。
現在は聖路加国際病院と聖路加ガーデン内に合計5基の記念碑が置かれる。
伊豆半島の海岸で切り出された石材に、アメリカの国鳥である白頭鷲・盾形の星条旗・五稜の星などが彫刻されたもので、居留地時代を物語る数少ない歴史資料となっている。
~ 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ~
聖路加セントルークスタワー・聖路加レジデンス
明石町8-1
東京メトロ日比谷線 築地駅 徒歩7分
東京メトロ有楽町線 新富町駅 徒歩8分
「現在地」と書かれている右横の「①」が、聖路加ガーデンです。
聖路加セントルークスタワー・聖路加レジデンスは、そこに建っています。