New River

「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

「金陵」酒樽(上)と新川大神宮(中央区新川一丁目8番17号)の積樽(下段・左から2番目)(下)
 
 
今日10月1日「日本酒の日」です。そのいわれは次のとおりです。
 
① 新米で酒造りを始めるのが10月ごろであること
② 明治29年(1896)に制定された酒造年度(昭和39年(1964)まで)が10月1日に始まること
③ 十二支の10番目は「酉(とり)」で、その文字は酒壺や酒を意味すること
 
以上の理由から、昭和53年(1978)日本酒造組合中央会10月1日「日本酒の日」と定めました。
ちょうど9月28日(土)から「日本酒で乾杯!WEEK」(10月6日(日)まで)も始まっていて、本日19時には「全国一斉 日本酒で乾杯!」(詳細はこちら ⇒ https://kampai-sake.jp/about/#specialが行われます。
 
ということで、今回のブログは、日本酒をテーマに、前回のブログ(「こんぴらさん」に憧れて~ 中央区にある「金刀比羅」「琴平」がつく神社をご案内します!)でご紹介した「讃岐・金刀比羅宮」の御神酒を醸造・奉納されている西野金陵(にしのきんりょう)さんにフォーカスしたいと思います。
先日、八丁堀にある、同社の酒類部・東京営業所を訪ね、多田さんからお話をうかがいました。

西野金陵さんはどのような会社ですか?

西野金陵さんはどのような会社ですか? 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

上)お話をうかがった西野金陵さん、酒類部・東京営業所の多田さん。ご出身はやはり香川県とのことでした。

左下)酒類部・東京営業所が入っている西野金陵ビルは八丁堀駅のすぐ近くにあります。

右下)ビル入口にあるディスプレイには、樽酒とNIPPON COLORSシリーズの商品が並んでいます。

 

当社は、酒造業酒類・食品卸売業を行う酒類部化学品事業を行う化学品事業部組織されています。

創業は、江戸時代初期の万治元年(1658)に阿波国・小松島で天然染料の藍の売買を始めたのがきっかけで(化学品事業部の創業)、その後、安永8年(1779)に7代目・西野嘉右衛門(にしのかえもん)が同国芝生(しぼう)で酒造業を併営し、寛政元年(1789)に8代目・西野嘉右衛門が現在地(香川県琴平町)で酒造りを始め、「金陵」が誕生しました(酒類部の創業)。以来、「金陵」は「讃岐・金刀比羅宮」の御神酒として地元の人々やこんぴら参りの参詣客に広く親しまれご愛飲いただいています。

従いまして、会社としては360有余年、「金陵」を醸し始めてからは230有余年の歴史と伝統があります。

阿波藍をルーツに上記3つの事業を行っている当社は「心を大切にし、食文化を通して社会に貢献する」という企業理念のもと、明日に向かってより一層の飛躍を目指しています。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!
上)創業時の西野金陵さん。下)昭和63年(1988)、琴平本店の酒蔵庫を創業時の姿に改装してオープンした金陵の郷。酒造りに関する歴史と文化を今に伝える資料館となっていて、館内では「金陵」の試飲もできます。(同社ホームページより)

「金陵」とは?

「金陵」とは? 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

「金陵」のラベル(同社ホームページより)

 

酒名「金陵」は、江戸時代の儒学者・史家であった頼山陽(らいさんよう)先生(安永9年(1780)~天保3年(1832))が琴平来訪の際、この地が中国の古都「金陵」(現在の南京)を想わせるものがあり、琴平の地を「金陵」と呼んだのに因んで命名したものです。

※ 「金陵」は、中国・春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)にあった楚(そ)が置いた「金陵邑(きんりょうゆう)」に始まるとされ、以後、南京の古名として使われています。ちなみに「邑」は「むらざと」の意味となります(by New River)。

なぜ八丁堀にあるのですか?

当社は酒造りを始める前から阿波藍を扱う商売をしていて、商品を船に載せて江戸まで運び、事業を発展させた歴史があり、その当時から江戸に土地を持っていたと聞いています。その土地は色々と変遷があったようですが、最終的には江戸湊から入った八丁堀だったというわけです。

現在、八丁堀には、清酒「金陵」を扱う酒類部東京営業所、創業以来の事業を展開する化学品事業部(樹脂事業部・機能化学品事業部)の東京支店、そして総務部があり、全部で30名の社員が働いています。

【酒類部・東京営業所】
・住所:東京都中央区八丁堀四丁目9番4号 西野金陵ビル9F
・電話番号:03-5543-4133 FAX:03-5543-4145
 
※ 以下に西野家の歴史(初代から12代目まで)とともに、西野金陵さんが八丁堀で店を構えるようになった経緯について、「石毛栢川著『西野ハル子』徳島毎日社、明治37年4月」をひも解き、まとめてみました。西野ハル子氏は12代目・西野嘉右衛門氏の妻であり、現社長・西野寛明氏は18代目となります(by New River)。
 
初代・嘉右衛門は、もともと東国(関東地方)に住む武士であったが、豊臣家が滅ぶと、阿波国・小松島に移り住んで農業に従事、家号「野上屋」をもって生計を営んだ。(万治2年7月死去)
3代目・六兵衛は、紀州・有田郡の武家に生まれたが、武士を厭い藩主の許可を得て西野家に入り、藍販売を行った。そして、下総国・寒川(現在の千葉県千葉市)に支店を設置、200~300石積みの小船で藍玉を運び、販路を関東全域に広げた。(元禄9年10月死去)
6代目・嘉右衛門は、ますます藍販売の業に励み、寒川の支店に移り住んで関東売りに注力した。(宝暦14年2月死去)
7代目・宗兵衛(後に嘉右衛門に改名)は、寒川の支店を江戸・小網町(現在の中央区日本橋小網町)に移し、ますます資産が増加していった。また、加子役(水夫)が免除、藍方御用聞を申し付けられ、勤務中の苗字帯刀を許された。(寛政3年9月死去)
8代目・万之助は「阿波大尽(あわだいじん)」といわれ、江戸・吉原の大門を3日間閉鎖して豪遊した。(弘化3年1月死去)
10代目・直蔵は、江戸支店を南新堀町(現在の中央区新川)から霊岸島(同じく中央区新川)へ移転(文化3年5月)させるも、火災により日本橋本舟町(現在の中央区日本橋本町および日本橋室町)、さらに八丁堀3丁目(現在の中央区八丁堀4丁目)へと移り住んだ。(文化11年8月死去)
12代目・保太郎(後に嘉右衛門に改名)も、藍方御用聞を申し付けられ、勤務中の苗字帯刀を許された。ますます家業に励み、今日の西野家をつくりあげていった。そして、この間、嘉右衛門の妻、ハル子が内助に努めた。(明治19年11月死去)
 
 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

中央区立郷土資料館(中央区新富一丁目13番14号)常設展示室の床に描かれた地図(1950(昭和25)年の中央区)を撮影、加筆のうえ掲載しました。

西野金陵の酒造り ~「金陵」を生み出す水と米~

当社の日本酒は、もともと琴平工場で造っていました。しかし、高度成長期の販売数増加に伴い、良質の水を多度津町葛原の地に求め、昭和44年(1969)に最新設備を兼ね備えた多度津工場を建設、現在、2拠点で酒造りをしています。なお、蔵の数でいえば、琴平工場の「琴平蔵」、多度津工場の「多度津蔵」「八幡蔵」の3つになります。

【良水】

「金陵」の仕込み水は、金刀比羅宮の御神域、象頭山(ぞうずさん)から湧き出る「昭和井戸」葛原八幡(かずはらはちまん)神社の御神域から涌き出る「八幡の恩湧(やはたのおんゆ)」を用いています。

「八幡の恩湧」について、当社ホームページに次のような説明があります。

>昔、多度津工場を構える多度津町葛原は葛原八幡神社の深い森と涸れることのない泉を指して「葛原は森八丁、池八丁」と呼ばれていた。旧伊予街道と交差している旧善通寺街道のすぐ東側に位置し、殿涌(とのゆ)、鬼涌(おにゆ)、皿涌(さらゆ)の3つの湧水があった。この出水は900年を超える歴史があります。その中の鬼涌をわけてもらって八幡の恩湧と命名。八幡の森の一本一本の木々が根を張り保水し八幡の恩湧を支えている。四国巡礼のお遍路さん達がここで一息の休息を求め、手足を清め喉を潤している姿が思い浮かぶようです。
弘法大師が改修した日本最大の溜池、満濃池を源とする金倉川(かなくらがわ)の伏流水と象頭山からの弘田川水系の伏流水、2つの水流が出合って湧水となっている。夏場の渇水期にも水量・水質とも変わらない豊富な中程度の軟水です。

【酒米】

主に「山田錦」「八反35号」「オオセト」「さぬきよいまい」を使っています。そのうち「オオセト」「さぬきよいまい」は地元で栽培される酒米で、「オオセト」は「金陵」に用いている原料米の大半を占めています。また、「さぬきよいまい」は、香川県酒造協同組合、香川大学、香川県農業協同組合、香川県の産学官4者の共同開発により、「オオセト」「山田錦」の交配で誕生した香川県独自の酒米です。平成18年(2006)に「さぬきよいまい」と命名され、平成19年(2007)から同米を使った日本酒が当社を含め県内4社の酒造メーカーにて販売されています。

どのような商品がありますか?

日本酒はもちろん、リキュール・梅酒ジン・焼酎など多種多様なお酒を扱っています。

具体的な商品は、当社ホームページ(オンラインストアをご覧いただければと思いますが、今日は以下の4つの日本酒について、ホームページに基づきご説明したいと思います。

※ 4つの日本酒とは、私が興味のある(飲んでみたい)日本酒となります(by New River)。(^^)/

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

【煌 金陵 純米大吟醸酒】

アルコール度数:16度以上17度未満、原料米:山田錦精米歩合:35%価格:12,100円(1,800ml)、6,050円(720ml) 

すっきり辛口の高品質純米大吟醸・煌(きらめき)豪華な桐箱入りでここぞというときのご贈答用にも最適です。香川/讃岐の地酒・金陵ブランドフラッグシップと言えるその特徴は、精米歩合35%のシャープで上品な辛口。刺身など、特にシンプルな味付けの料理との相性は抜群!冷やしてガラス器で頂くのがオススメです。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

【金陵濃藍 純米吟醸】

アルコール度数:15度以上16度未満、原料米:オオセト、精米歩合:58%、価格:3,520円(1,800ml)、1,760円(720ml)、633円(300ml)

-NIPPON COLORS-
金陵のルーツは。江戸時代、西野嘉右衛門は藍染めの美しさを全国へ広めました。藍色をはじめとする日本の伝統色には、独自の文化や四季折々の自然の美しさが溢れています。脈々と受け継がれてきた伝統を次代へ繋げていきたい。そんな想いを込め、日本の伝統色でラベルを彩りました。地元の酒米オオセトの良さを引き出したお酒です。さわやかな果実香となめらかな旨味が調和しています。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

【金陵 瀬戸内オリーブ純米吟醸】

アルコール度数:15度以上16度未満、原料米:さぬきよいまい(香川県産)、精米歩合:58%、価格:1,738円(720ml)、627円(300ml) 

2020かがわ県産品コンクール優秀賞受賞。瀬戸内の温暖な気候で育ったオリーブから「さぬきオリーブ酵母」が誕生(香川県と県酒造組合が共同開発)。青々としたオリーブ由来の天然酵母育ちでありながら、わかいマスカットを思わせるフレーバーと、sweet and sour、新緑を思わせる純米吟醸酒です。爽やかでトロピカルな酸味が特徴。オリーブ牛のタリアータやオリーブ真鯛のフリット等、洋食ともよく合います。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

【金陵 ワイン酵母 純米酒】

アルコール度数:15度以上16度未満、原料米:さぬきよいまい、精米歩合:70%、価格:1,705円(720ml)

ワイン酵母で造った純米原酒。白ワイン風の香りと米由来の軽快な甘味が特徴。りんごやチェリーなどを思わせる鋭角的な果実香とボリューム、軽快な甘さと明確な酸味が調和した中で主張する豊富な旨みが、「あぁ日本酒だったんだ、コレ」と思い出させてくれる仕上がり。それでいて最後はドライな余韻が好感。少し冷やしてワイングラスでどうぞ。

 

以上ご説明しましたが、価格は税込・送料別となっております。

なお、当社の商品はオンラインストアの他、都内の香川県アンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」「ポンテせとうみ」(いずれも港区ですが…)などでも購入できます。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

香川・愛媛 せとうち旬彩館東京都港区新橋2-19-10 新橋マリンビル1F・2F)。香川県と愛媛県が共同で運営しているアンテナショップとなります。

1階は「特産品ショップ」、2階は「かおりひめ(レストラン)」「工芸品・雑貨ショップ」「観光情報コーナー」があり、香川と愛媛の魅力がぎっしり詰まっています。

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

ポンテせとうみ(東京都港区浜松町2-6-5 1F・2F)。こちらは民間が経営しているアンテナショップで、1階は「特産品ショップ」、2階は讃岐うどんや骨付鳥などがいただける「カフェ・レストラン」が3店舗入っています。

なお、どちらのショップにも「金陵」がありますが、季節によって品揃えが変わる場合がありますので、ご注意ください。

「金陵」のおすすめの飲み方、合わせたい「肴」を教えてください

本日ご紹介した4酒はいずれも冷やして飲んでいただくのがよいと思います。

「肴」に関しては、香川県は瀬戸内海に面しているので、やはり新鮮な海の幸と合わせていただくのがおすすめです。中でも、白身魚とのマリアージュは最高です。

また、香川県のソウルフードとして、讃岐うどんがありますが、香川県民はうどんを昼ごはんに白飯がわりに食べますので、うどんと一緒にお酒を飲むことはあまりありません。しかし、うどん文化と地酒文化が融合した新たな食の文化を、県内外の幅広い世代の方々に楽しんでいただこうという発想から2014年に「うどんに合う酒」が県内諸団体により共同開発されています。

さらに、讃岐うどんに続くソウルフードとしては、骨付鳥がありますが、骨付鳥は油と醤油を使ったスパイシーな食べ物なので、なかなか日本酒に合わせるのは難しいと思います。個人的には、泡モノのビールが一番合うのかなと思っています。苦笑

 

 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

左)うどんの出汁の旨みに合うように酸味と香りを調整した「うどんに合う酒」は、キレがあって、スッキリとした飲み口が特徴だそうです。さすが、うどん県!一度うどんと合わせて飲んでみたいです。(^^)v

右)アンテナショップで購入した「金陵」3酒! 左から「金陵 瀬戸内オリーブ純米吟醸」「煌 金陵 純米大吟醸酒」「金陵 ワイン酵母 純米酒」。ラベルもその商品の特徴をよく表現していて、とても素敵です。

 
※ 教えていただいた香川県アンテナショップを訪ね、先ほどの「金陵」4酒のうち3酒を購入することができ、まずはフラッグシップ酒である「煌 金陵 純米大吟醸酒」をいただいてみました。
精米歩合35%の純米大吟醸ということで、水のようにすっと飲めるお酒を想像していましたが、その想像は見事に外れました。それは「しっかりとした吟醸香を放ち、ファーストアタックは強め、とろっとした舌触り、口の中で広がるふくよかさ、そしてその後に感じる酸味とアルコール感、フィニッシュには辛さも感じられる、キレとコクのあるお酒」でした。「煌」という字のごとく、華やかさがあり、まさに「煌めくお酒」で、お正月などのおめでたい席にぴったりだと思いました。
今回は夕食時に真鯛の刺身と野菜の天ぷらでいただきましたが、残る2酒と先日購入できなかった「金陵濃藍 純米吟醸」については、シチュエーションを変え、またゆっくり味わいたいなと思っています(by New River)。

おわりに

私が勤めている新川の近くに西野金陵さんの東京営業所があることは以前から知っていました。タイミングを見ていつか取材をさせていただきたいと思っていたところ、この夏、四国旅行の計画があり、金刀比羅宮を訪ね、金陵の郷にも立ち寄るチャンスができたのですが、前回ブログにも書いたように、残念ながら実現はしませんでした。
しかし、先月のブログで、現地訪問なしではありましたが、金刀比羅宮のご紹介をさせていただき、そのうえで中央区にある「金刀比羅」「琴平」がつく神社のご案内ができ、今月は、西野金陵さんの多大なご協力を得て、本ブログを完成させることができました。この繋がりとご縁に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
 
 
 「讃岐のこんぴら酒」を造って230有余年、金刀比羅宮へ御神酒を奉納している西野金陵さん、酒類部・東京営業所(@八丁堀)を訪ねました!

徳島県出身の公文蘆淵(くもんろえん、明治9年(1876)~昭和17年(1942))が描いたと思われる大和絵が社長室に飾られていました。それは、活気あふれる八丁堀・中之橋の風景で、橋の向こうには西野金陵さんの酒蔵が並んでいました。

 

【西野金陵株式会社】
 
・本店:香川県仲多度郡琴平町623番地
・電話番号:0877-73-4133(代) フリーダイヤル:0120-64-1336
 (受付時間:月~金 9:00-16:00 土日祝 9:00-18:00)
 
【主な参考文献】
 
・西野嘉右衛門著「阿波藍沿革史」思文閣、昭和15年6月
石毛栢川著「西野ハル子」徳島毎日社、明治37年4月