東博で日本橋の「耕書堂」を想う

今年1月5日から放送されているNHK大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」。ドラマではこれから、主人公である蔦屋重三郎(蔦重)の営む「耕書堂」が日本橋の通油町(現在の日本橋大伝馬町)に進出することになりますが、待ちきれないので東京国立博物館(東博)で開催中の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児(会期:2025年4月22日~6月15日)」に行ってきました。黄表紙や洒落本、狂歌本、浮世絵などの展示もさることながら、江戸の天明・寛政期(1781~1801年)の日本橋界隈が再現された附章「天明寛政、江戸の街」がお目当てです。
※会場内は原則写真・動画撮影禁止ですが、附章「天明寛政、江戸の街」のみ写真撮影可能。

蔦重が世に送り出した本物(約250作品)を鑑賞してから、日本橋の街並みを再現した4KのCG映像を見ながら「耕書堂」の暖簾をくぐれば、気分は天明・寛政期の江戸へタイムスリップ。加えて、東博を出た後、日本橋の大伝馬本町通り(旧日光街道)沿いにある地本問屋「耕書堂」跡に立ち寄って現場を確認するのも、また一興かもしれません。