尾上菊五郎・尾上菊之助襲名展
きらびやかな衣装をとくと鑑賞あれ
銀座三越新館で尾上菊五郎、尾上菊之助襲名展が開催中です(2025-5/29~6/30)
入り口で迎えてくれるのがゴージャスな京鹿子娘道成寺で使われる衣装です。
桜をモチーフにして黒、赤、白など着物の地色を変えて踊っている白拍子花子の心情を表わします。目の前で、というか、目と鼻の先で見ると、その美しさ、細やかさに驚かされます。例えば、木の枝。6本の白い糸を横に走る橙の糸が質感を出しています。
そして連獅子の衣装。クローズアップすると長い毛のボリュームがすごいです。
初代が尾上菊五郎を名乗って300年、今年、八代目尾上菊五郎の誕生です。これほど長く続く 伝統芸能が一部愛好家だけでなく、広く親しまれているのが日本の奥深さです。
六代目菊之助はやがて九代目菊五郎に、永遠なれ、音羽屋。
この襲名展、貴重な衣装や小物を間近で見ることのできる貴重な機会です。お見逃しなく。
銀座三越新館9階テラスルーム。2025-5/29-6/30 入場無料
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