2026/3/21徳川宗家411年振りの佐倉御成り、『天下祭り』
江戸時代の檜物町(八重洲1丁目町会)山王祭の山車人形を
城東小学校児童が佐倉の小学校児童と力を合わせて曳く!
江戸時代の天下祭りは『江戸の華』と称されるくらいに庶民の力が結集しての大イベント。
江戸時代に日枝神社・神田神社で行われた山王祭、江戸幕府公認の江戸城内での将軍の上覧に供された60基の山車行列が曳かれ、壮大なお祭りであったために、天下祭りと呼ばれていた。
各町会から出す山車人形は江戸時代まで、各町会で保管。
明治になり、江戸の山車人形は東京の街づくりには信号などの設置に高さを調節しないとならなくなり、山王祭の山車人形を使用できなくなりました。
中央区檜物町会(八重洲1丁目)の『玉ノ井龍神』は佐倉に明治12年に日本橋馬喰町の装束店主 関岡長光(山車仲介業)から売却され、佐倉市の重要文化財に指定され、修復・保存されて春の『天下祭り』と『秋祭り』にと現代も大切に使用されています。
2026/3/21『さくら天下祭り』
1615年将軍 徳川家康が佐倉藩を訪れて以来、411年の時が経ちました。
徳川宗家第19代当主 徳川家広氏を特別来賓としてお迎えし、特別講演『徳川宗家と佐倉藩―411年の時を超えて交わる歴史』が開催され、旧佐倉藩主第13代 堀田正典氏もご列席されました。
今回のさくら天下祭りでは、日本橋の檜物町(八重洲1丁目)がある学区域の城東小学校児童を招待して、佐倉市立小学校児童と一緒に山車人形を曳きました。
まさに佐倉で、江戸時代から続く祭礼文化としてのお祭りが中央区と佐倉市の児童が繋いだという新しい形の文化交流となりました。
両方の地域の方々の連携によって、児童たちにとっても江戸文化を未来に繋げる素晴らしい体験でした。
特別講演『徳川宗家と佐倉藩 411年の時を超えて交わる歴史』
講師 徳川家広氏 会場 国立歴史民俗博物館
江戸時代、下総佐倉藩は幕府の中枢を担う最高職「老中」を全国で最も多く排出したことから「老中の城」とも称されている。
歴代の藩主は徳川将軍家より、絶大な信頼を寄せられた譜代大名であり、江戸東方を守護する最重要拠点だった。
堀田家中屋敷にあった『茶ノ木神社』が中央区の人形町駅からすぐ近くにあります。
名のごとく、お茶の木が植えられています。ご利益は、「火伏の神」と呼ばれ、長年堀田家屋敷のみならず周辺地域でも火災が起こらなかった由来からこの名が付けられました。
詳しくは、中央区観光協会特派員rosemary seaさんのブログをご覧ください。
徳川宗家 家広氏(左)と旧佐倉藩主 堀田正典氏(右)
『石橋』(左)檜物町(八重洲1丁目) 『玉ノ井龍神』(右)上槇町(八重洲1丁目)
この2台の山車人形は江戸時代の山王祭で使用されていました。
庶民の間で江戸時代に流行した能を題材にした人形が多く、名工と言われる著名な人形師が制作しています。
『玉ノ井龍神』古事記の「海幸山幸」の伝説の中に登場する龍神。冠を被り、面を付け、左手に釣り針、右手に杖を持っている。
『石橋』能の演目「石橋」に登場する獅子が両手を広げ、右足を挙げた躍動感のある姿を表現している。
城東小学校児童と佐倉市立児童と合同で山車人形を曳く!
山車人形と中央区立城東小学校児童と佐倉市立小学校児童との記念写真
2026年初めての取り組みとして、江戸時代の日本橋由来の山車人形曳きに城東小学校児童を招待するということが実現したそうです。
さくら天下祭り実行委員長のお話では、「佐倉市横町のお祭り半纏を城東小学校児童が着て、佐倉市小学校児童と一緒に日本橋ゆかりの山車人形を曳いてくださったことが感慨深かった」とおっしゃっていました。
2026・10/9・10・11『佐倉秋祭り』が「麻賀多神社」「愛宕神社」
「神名神社」「八幡神社」4社合同の佐倉最大級の祭礼
『佐倉お囃子保存会』1960年結成の江戸囃子の流れをくむ祭囃子で、粋で軽妙な曲調を特色としているそうです。
『さくら天下祭り』には、2基の『玉ノ井龍神』二番町『石橋』横町の山車人形でしたが、『佐倉秋祭り』では、6基の山車人形が繰り出し、盛大な祭礼が繰り出すそうです。
『日本武尊』上町 古代伝説上の英雄で、頭に鏡、首に勾玉、腰には草薙剣を見に着け、左手に弓を持つ。1850嘉永3年仲秀英(2代目)制作
『関羽雲長』仲町 三国志に登場する蜀の武将。右手には清瀧偃月刀を構え、左手は長い髭を持った姿。幕末~明治原舟月(3代目)制作
『竹生島龍神』肴町 能演目「竹生島」で宝珠を持った龍神が琵琶湖の湖上に現れた姿を表現。横山朝之制作
『八幡太郎義家』弥勒町 源氏の武将である源義家が後3年の役で奥州に向かう際に、勿来関付近で遠くを望む姿を表現。1874明治7年仲秀英(3代目)制作
皆様も是非、江戸の失われた山車人形文化が復活した『佐倉秋祭り』にお出掛けください。
(さくら天下祭り実行委員長様より、記事・写真掲載のご承諾をいただきました)
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