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べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 36
  ~ 富本斎宮太夫 ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」第34話、意次さん、ついにドロップアウトとなりましたね。

正しくは、ついに蟄居(ちっきょ)まで。

土山宗次郎さんにおいては更に厳しく、「斬首(ざんしゅ)」の刑に。

※ この件に関しましては6月3日掲載の、このシリーズ22「土山宗次郎」にて述べています。

 

印象に残りましたのは蔦重の、意次さんに向かってきっぱりと言った言葉、「私は書をもってその流れに抗(あらが)いたく存じます。」

そして絵師・戯作者・狂歌師に対しても「書をもって抗いていと思います。」と。

 

登場しました人物は、とても多かったですが、

シリーズ29蔦重、シリーズ25てい、シリーズ27つよ、シリーズ23喜多川歌麿、シリーズ21大田南畝、シリーズ⑳恋川春町、シリーズ28朋誠堂喜三二、シリーズ⑲鳥山石燕、シリーズ30元木網、シリーズ31智恵内子、シリーズ③北尾重政、シリーズ34北尾政美、シリーズ⑬北尾政演(山東京伝)、シリーズ⑫勝川春草、シリーズ32唐来三和、シリーズ33朱楽菅江、芝全交(これから)、宿屋飯盛(これから)、烏亭焉馬(これから)、それからシリーズ⑱田沼意次、シリーズ⑩平賀源内(回想)、シリーズ22土山宗次郎、シリーズ⑮平秩東作。

 

今回、「富本斎宮太夫(とみもといつきだゆう)」を載せます。江戸浄瑠璃富本節の太夫です。

33話での登場でしたが、蔦重とともに打ち毀しを平和に治めようとしました。

斎宮太夫さん、一時浄瑠璃から離れ、日本橋茅場町で米問屋をしていました。中央区族です。

 

なお、冒頭画像は日本橋浜町2-11-6、笠間稲荷神社東京別社の鈴です。

それでは・・・

 

富本斎宮太夫は・・・

富本斎宮太夫は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 36
  ~ 富本斎宮太夫 ~

画像は日本橋堀留町1-10-2、椙森(すぎのもり)神社の鈴です。

 

富本斎宮太夫

江戸浄瑠璃・富本節の太夫。

富本節を興しました富本豊前掾(とみもとぶぜんのじょう)の高弟となりましたが、浄瑠璃を離れて日本橋茅場町の米問屋となり清水屋太兵衛と変身しました。

ですが富本豊前掾が亡くなり、シリーズ⑪でご紹介しました富本豊志太夫(とみもととよしだゆう)【午之助(うまのすけ】が2代目を継ぐ際、まだ数えで11歳だった彼の後見として浄瑠璃界に復帰しました。

のちに「清水延寿斎(しみずえんじゅさい)」、また「延寿」と名を変え、再度富本から離れていきます。

継いだ2代目富本斎宮太夫(初代清元延寿太夫)がのちに清元節を興したことにより、初代富本斎宮太夫は清元節の祖とされることとなりました。

 

「べらぼう・・・」での富本斎宮太夫は・・・

「べらぼう・・・」での富本斎宮太夫は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 36
  ~ 富本斎宮太夫 ~

画像は日本橋室町2-4-14、福徳神社の鈴です。

 

新浜レオン(にいはまれおん)さんが演じています。

演歌歌手ですがTBS日曜劇場「下剋上球児」以来のドラマ出演です。

 

富本斎宮太夫

江戸浄瑠璃の流派のひとつ、富本節の全盛期を支えた人物。

江戸で米不足が深刻化し、打ちこわしが相次ぐ中、蔦重(横浜流星さん)とともに、ある策を講じるが・・・。

ー NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ホームページ より ー

 

・・・NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、次々と登場します演者さんに心奪われます。