オフィシャル

当ブログ読者の方もご存知の通り、中央区は関東大震災と関東大空襲で2度焼け野原になっております

終戦後間もない1948年にこの日本橋の地でミカド珈琲は創業者金坂景助氏の手によって誕生します
「日本人が作るコーヒーが世界に通用する味を作る会社」という創業者様の思いは多くの日本人に受け入れられ、今日に至るまで多くの日本人に愛され続けております


※詳細はミカド珈琲様のウェブサイトを是非読んでみてください
https://mikado-coffee.com/about/



特に、コーヒーロースター直営の喫茶店舗で立ち飲みにすることで価格を抑え
多くの人にコーヒーを味わってもらおうということで始めたスタンドコーヒーはミカドコーヒーが元祖です

今も、日本橋室町のお店の1階はスタンドコーヒーでございます
今回、創業者様の想いが詰まった1階で、77年の歴史に思いを馳せながらブレンドコーヒーを味わって参りました
（1階のスタンドで330円　※2025年9月時点　上の階だと価格変わるのでご注意ください）

メニューリストも年季が入っており、今年43歳になる自分にとってはどこか懐かしい。。。幼少期を思い起こしてくれる素敵なお店です

落ちついた店内は居心地が良く、心の底からリラックスできる空間です
自分にとっては懐かしさも刺激する空間です。もうお別れなのかと思うと寂しいですが、感謝の気持ちで一杯です


決まって頼むがこのブレンドコーヒーです
ミカド珈琲は酸味を非常に大切にしてらっしゃいまして、とても味わい深い
芳醇な香りと軽い酸味のマリアージュはここでしか味わえません。

今回もじっくりと味わわせていただきました。

今後ですが、日本橋室町一丁目地区再開発のため来月から仮店舗に移転されます
（幸いにもこの創業の地から40mほどの場所とのこと）

仮店舗での営業は6年を予定とのことで、今後6年間はその仮店舗においてお世話になることになりそうです
どのようなお店になるのかは来月になってからのお楽しみですが、我々のミカド珈琲ライフは途絶えることは無さそうです。このような形を取って頂けたことに、関係者の皆様方に心から感謝申し上げます。

昔を懐かしむのも良いものですが、その変化を楽しむことも良いことなのかなと思う様になってきました。
今後は過去の思い出を胸に令和のミカド珈琲を楽しみたいと思います

長くなりましたが、とにかく　現店舗は9/30（火）迄の営業です。
現店舗で珈琲を味わう最後のチャンスです。
どうか、皆さま最後に足を運んでいただければと思います。



【店舗情報】
ミカド珈琲店日本橋本店
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町1-6-7