滅紫

はや再演「火の鳥」十二月歌舞伎座大歌舞伎

12月公演が始まりました。何と8月に突然の休演、残りの日は全日完売で見損なってしまった「火の鳥」が早くも再演!。新作がその年の内に再演となるのは多分はじめてのことです。友人と「見損ねた私達のためか!」と大喜び。8月とは少し配役が代わり、大王は幸四郎から中車、ウミヒコは團子から左近です。

伝説上の鳥「火の鳥」を描いた作品は様々あり、手塚治虫の漫画作品やストラビンスキーのバレーなどは皆様ご存知のことでしょう。

演出・補綴も手がける玉三郎が火の鳥を演じます。「永遠の力」を欲する大王の宮殿に現れた火の鳥の長セリフは現代の世界情勢や尽きることのない人間の欲望などをあらためて考えさせられます。

3部のもう一幕は「与話情浮名横櫛」の「源氏店」玉三郎のお富に染五郎が初役で与三郎を演じるこちらも話題です。年の瀬の忙しさを離れて歌舞伎座でのひとときをお楽しみください。

千穐楽は26日(18日休演)

第一部は超歌舞伎「世界花結詞」11時開演

第2部は「丸橋忠弥」「芝浜革財布」 14:45開演

第3部は「源氏店」「火の鳥」 18:10開演

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