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お手紙の文面はおおよそこのような形です。

「２０２０年の東京オリンピック＆パラリンピックは子どもたちにとって貴重な経験や体験ができる良い機会となるでしょう。

ですが、大会期間中は諸外国から多くの選手や観戦者が東京を訪れます。

そのため、交通渋滞の発生や貸し切りバスの確保が難しくなるなど、例年小中学校・幼稚園が夏休み期間中に行う教育活動に影響が出ることが予想されます。」

（小学校の夏季臨海学校や中学校の部活動合宿、そして夏休み期間中のプール指導などがそれにあたります）

確かに、晴海の選手村を抱える中央区です。

晴海から千駄ヶ谷方面の新国立競技場へ向かったり

はたまた江東区の臨海エリアにできる水泳の会場やテニスの会場などへ移動したり。

「人の移動」ということに関してはかなり大変なことが予想されますよね。

教育委員会からのお手紙は続きます

「そこで、令和２年度に限り、夏季休業日の期間を変更し、

プール指導、小学校の夏季臨海学校や中学校部活動合宿等が円滑に実施できるようにいたします。

どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

夏期休業日　　

【変更前（例年）】　　　　　　７月２１日～８月３１日

【変更後（令和２年度のみ）】　７月１３日～８月２３日

１学期　　　　

【変更前（例年）】　　　　　　４月　１日～８月３１日

【変更後（令和２年度のみ）】　４月　１日～８月２３日

２学期　　　　

【変更前（例年）】　　　　　　９月　１日～１２月３１日

【変更後（令和２年度のみ）】　８月２４日～１２月３１日　」

おおよそ１週間の前倒しでの夏休み期間の設定ということになりますね。

カレンダーを見たところ、７月１３日は月曜日。

実質的には７月１１日の土曜日から夏休み、と言えるでしょうか。

これで、夏休み開始から７月２４日のオリンピック開会まで１０日以上確保できますから

いろいろな行事も設定しやすくなりそうですね。

ちなみに、NHKのニュースでもこの件は取り上げられたようですが、

この対応を打ち出したのは中央区が初だとのこと。

今後、近隣の区でも同じ対応がされるのかどうか、注目したいところです。

となってきますと。

中央区の幼稚園児・小中学生をターゲットにしたイベントを

２０２０年の夏に企画しようとする場合。

例えば・・・８月の最終週に！と思ってもすでに夏休みが終了している！！となってしまいますね。

逆に、７月中旬の、普通ならまだ学校がありそうな期間でも

子どもたちが日中に集まれるような行事を企画することができるわけです。

いろいろな「イレギュラー」が発生するかもしれない来年の夏。

中央区の子どもたちのために、大人も知恵を絞る夏になるのかもしれませんね。