中央区で出会う古都奈良ーその3-
雅な万葉の風景に出会いました。日本橋室町にある奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」です。せんと君が入り口にいて、奥に進むと、テーマに沿って奈良の写真や説明が展示されています。昨日は伊砂正幸さんの型絵染の作品が万葉集の歌と共に飾られていました。
「沫雪の ほどろほどろに 降り敷けば 平城の京し 思ほゆるかも」 大伴旅人
「巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ思はな 巨勢の春野を」 坂門人足
「わが背子と 二人見ませば 幾許か この降る雪の 嬉しからまし」 光明皇后
型絵染とは、古くから日本に伝わる染繊維技法の一つです。歌のイメージで描かれた風景が広がっていました。
徳勝龍関と握手しよう!
こちらは大相撲初場所で初優勝した徳勝龍関、奈良県出身です。幕尻の力士が優勝したのは20年ぶり、奈良県出身の力士の優勝は、大正11年春場所以来98年ぶりです。「奈良まほろば館」もこのコーナーとせんと君の化粧まわしをつけた徳勝龍関の大きな写真で盛り上がっていました。春に向かってパワーをもらえそうですね。
奈良まほろば館
中央区日本橋室町1-6-2 1F
開館時間 10:30~19:00
休館日 12月31日~1月3日