中央区の本〔その2〕
前回は『中央区の橋・橋詰広場 -中央区近代橋梁調査-』および『中央区区内散歩 =史跡と歴史を訪ねて-』(全9集)をご紹介しました。(→中央区の本〔1〕)
今回は、前回とは別の絶版書籍を入手しましたので、それをご紹介します。
『中央区の文化財』という全5巻の本です。昭和50年(1975)~59年(1984)に発行されています(私の入手した第1巻は昭和54年に発行された増補改訂版です)。
これらの本の編集兼発行元は中央区教育委員会です。
5巻の内容は以下の通りです。
①中央区の文化財(一)史跡・旧跡・記念碑
②中央区の文化財(二)美術・工芸・古文書
③中央区の文化財(三)橋梁
④中央区の文化財(四)有形民俗文化財-信仰-
⑤中央区の文化財(五)有形民俗文化財-道具箱-
※①③④には、その巻末に、本文に記載された文化財がある場所を記した「一覧地図」が折りたたまれています。
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◀1巻の巻末に付けられている地図。
◀2巻:日本最初の海図銅版。
◀5巻:声色の本と双六。
もちろん、時代によって新しく指定される文化財もありますので、現状の文化財全てが記載されているわけではありません。しかし、なかなか貴重な写真も記載されていて、大変勉強になります。
〝紙の質〟や使用されている〝フォント〟などは時代を感じさせるものですが、それがまたこの本の価値観を高めている感じがします。
私の宝物がまたひとつ増えました。