【中央区の味】 明治製菓の思い出(後編)
このあと執筆者がおいしくいただきました。
みなさん、こんにちは。B級特派員の いのちゃん です。
今回は明治製菓のお菓子についてお話しする後編をお送りします。
前回の記事はこちら 【中央区の味】 明治製菓の思い出(前編)
明治製菓株式会社は経営統合、事業再編を経て現在は株式会社 明治となり、京橋エドグランに本社を置いています。懐かしい思い出をふり返るこの記事の中では長年慣れ親しんだ旧社名を用いていますのでご了承ください。
それでは「Open!」。
日本におけるグミキャンデーのパイオニア
このあと執筆者がおいしくいただきました。
比較的新しいお菓子というイメージがありますが、意外と昭和生まれの「果汁グミ」。本当に果汁が濃くて、初めて食べた瞬間にファンになったのを覚えています。
日本初のグミキャンデーは「コーラアップ」でした。発売当初はグミのひとつひとつがプラスチックの成型トレーに入って、オブラートで蓋をしてありました。現在はハードグミに進化し、相棒も「オレンジアップ」から「レモンアップ」へとチェンジしています。
遠足のおやつに
このあと執筆者がおいしくいただきました。
キシリトール配合ガム「キシリッシュ」。キシリトールはむし歯予防に効果があるとされている甘味料で、今ではすっかりおなじみとなりましたが、1997年に発売されるまでは聞いたことがありませんでした。
ビフィズス菌とカルシウム配合の「ヨーグレット」と、ビタミンC配合の「ハイレモン」。こども時代は、この薬のようなパッケージから錠剤を取り出す感覚に特別感を抱いていました。
ほかにはスカッチキャンデーの「チェルシー」があります。スリムな箱入りで行楽のお供にぴったり。今年は発売50周年です。スコットランド風のおしゃれなイメージはずっと変わりません。
生産終了の思い出も
その昔は「カルミン」という水色の巻き紙と銀紙に包まれたミント味の清涼菓子がありました。それこそ、「ヨーグレット」と「ハイレモン」が登場するまで遠足のお供は「カルミン」の指定席でした。今から100年前の1921年に発売された超ロングセラーでしたが、2015年に生産終了となりました。
2015年にはシュークリームの形をしたチョコレート菓子「ポポロン」も終売となっています。「♪ポポロンロンロン、ポポロンロン」というCMソングは今も耳に残っています。
見かけるとつい「♪ヤンヤーヤ、マクビティ!」と口ずさんでしまうイギリス生まれの「マクビティ/McVitie's」もかつては明治製菓が販売していました。チョコがけの「ダイジェスティブビスケット」はとても満足度の高いおやつでした。
それにつけてもおやつはカール
このあと執筆者がおいしくいただきました。
日本初のスナック菓子として1968年に発売された「カール」。その後は日常の定番おやつとして不動の地位を築くことになります。平成に入るとチャレンジングなフレーバーが次々に誕生しました。中でも好きだったのは「お好み焼あじ」です。要するにソース味でして、もんじゃ焼きで育った私は大いにハマりました。
CMソングはさまざまな歌手に歌い継がれ、カールおじさんをはじめとするキャラクターも人気があり、「カール」は日本人なら誰もが知っているスナック菓子の代表格だと思うのですが、2017年に東日本での販売が終了してしまいました。同時に「カレーあじ(カレーがけ)」も姿を消しました。しばらくはショックで立ち直れませんでした。
このあとはいつ入手することができるでしょうか。
以来、西日本に旅行するたびに親の仇のように買い漁って帰りましたが現状ではそれも叶いません。大好きな「カール」、西日本ではいつまでも元気でいてください。必ず迎えに行きます。
感染症の予防にも
そういえば昔からよく使っていたポビドンヨード配合のカバくんマークの「うがい薬」も明治製菓のものでした。「ただいま」のあとのうがいと手洗いは古くからの習慣でしたが、かつてこれほどまでに日々意識させられたことがあったでしょうか。間違いなくこれからもお世話になると思います。ステイホームが長引いていますが、大好きなお菓子をいつまでも楽しむことができるよう、うがいと手洗い、そして栄養バランスにも気をつけながら健康的な生活を心がけたいと思います。