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中央区には多くの個性的な建物がありますが、ユニーク性という観点
からすると銀座8丁目にある「中銀カプセルタワービル」があげられます。
中央区銀座にあるビルということで「なかぎん」と読みます。
黒川紀章氏によって設計されたもので、世界初の実用化されたカプセル型
集合住宅で丸い窓が、ブロック玩具のように並んでいて、ひとつひとつ
の部屋がカプセルになっております。その数は140個だそうです。

もともとの発想では、古くなったカプセルを新しいものと交換して
新陳代謝していくものでしたが、1972年に竣工されてから一度も
カプセルは交換されることなく老朽化が進んでしまいました。
そして今年3月、管理組合で敷地売却が決議され、現在は住人の退去
とカプセルの売却が進んでいるとのことです。