下町トム

スポーツの躍動感を紙面で実感しよう!

中央区はマスメディア、出版、広告などの情報サービスを提供する企業をおおくはぐくんできました。なかでも新聞は明治維新以降に政治経済から社会情勢まで広く見聞を広げるためのツールとして私たちの生活に定着してきたところです。

中央区には築地に「朝日新聞社」があるのはよくご存じとは思いますが、同じ築地に「日刊スポーツ新聞社」もあります。区内を走る配送車の姿を見かけたこともあるのではないでしょうか。
「日刊スポーツ」は1946(昭和21)年に創刊されました。第1号の第1面のトップ記事は「東京六大学野球」だったようです。戦争で疲弊した人々の心に、希望と勇気を与えるのに音楽と同様にスポーツは大きな役割を果たしたに違いありません。

最近のデジタル化の急激な進展に伴い、印刷された新聞は減少傾向にありますが、スポーツ紙はまだまだ印刷されたものが人気のようで、全面的なデジタル化に移行するというよりも「野球」「サッカー」などの個別コンテンツをWEBで有償提供しています。これから新聞の形態はどのように変わっていくのでしょう。

 スポーツの躍動感を紙面で実感しよう!

この新聞社の入り口横には大きなショーウィンドーがあり、ここにその日の新しい紙面が掲示されます。近隣に住んで毎日立ち寄って目を通しているという方もいらっしゃいます。また、たまたま通りかかって足を停める人もいます。先日まで開催されていた「北京オリンピック」では日本の選手が活躍しましたから、その報道記事には多くの目が注がれていました。

ウィンタースポーツもそろそろ一段落の時季ですね。これからはプロ野球の開幕が近づいて、その話題が多くなるかもしれません。さまざまな種目を取り上げて、スポーツの輪が広がることを期待します。