「熈代勝覧 」はグローバルな文化財だ!
中央区内の様々な文化財のなかで、こんなに人通りの多いところにあって、何度見ても飽きない価値のあるものといえば、すぐに想起されるのが「熈代勝覧 」ではないでしょうか。
ご存じのように、江戸時代の日本橋の大通りの繁栄ぶりをリアルに伝えるこの絵巻物は、偶然にドイツで発見され、ベルリンで美術品として所蔵されています。2009年に複製画が地下鉄「三越前」コンコースに設置されてからは、いつでも誰でも自由に鑑賞できるようになったことは本当に嬉しいことです。
このたび、
『名橋「日本橋」保存会』と
『日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会』が、日本語版・英語版の「熈代勝覧 」日本橋ガイドというWEBサイトを開設されました。改めてこの作品の価値や意味、発掘の経緯などを確かめることのできる頼もしいガイダンスではないでしょうか。
現地でQRコードにスマホでアクセスして解説を聞くこともできるそうです。
英語版の解説も備わったので、これから徐々に復活が期待されるインバウンド観光への寄与はもとより、海外からアクセスして「日本橋」地域の魅力を再認識していただくのにも貢献すると期待しています。もちろん、日本語版の解説を楽しんだり、知人に紹介したりするのもいいですね。
なお、東京観光財団のHPでは、日本語・英語を含め10カ国語で解説されています。
リンク集では、周辺の観光スポットもご紹介していますので、
ますます魅力の深まる「日本橋」エリアを、もっともっと探訪しましょう!
熈代勝覧 (きだいしょうらん)
https://nihonbashi-info.tokyo/kidaishoran/
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅 地下 コンコース壁面
(日本橋三越本店本館 地下中央口付近)