ちょっと気になるビル@銀座マロニエ通り
マロニエの花期は5月から6月上旬。ということで、今回のブログ記事ではマロニエの花咲く銀座マロニエ通り沿いにある、ちょっと気になるデザインのビルをご紹介します。
ソリッドな外壁 ミキモトギンザ2
竣工:2005(平成17)年
設計:伊東豊雄
所在地:中央区銀座2-4-12
真珠のトップブランド「ミキモト」らしい宝石箱のようなビル、ミキモトギンザ2。淡いピンクの壁面と、そこに散りばめられた形、大きさの異なるガラス窓が印象的です。壁がビル全体を支えているため内部空間に柱がないという、独特の構造(鋼板コンクリート構造)が採用されています。
そそり立つ曲線 V88ビルディング(旧デビアス銀座ビルディング)
竣工:2008(平成20)年
設計:光井純
所在地:中央区銀座2-5-11
うねりながら空に向かって伸びる曲線と周辺のビルが映し込またガラス部分が印象的なV88ビルディング。ステンレス・スティールとガラスという硬質なマテリアルで構築されています。そのユニークな近未来的フィルムをさりげなく受け入れている、銀座の器の大きさも感じられます。
なお、Issa123さんの中央区観光特派員ブログの記事(2022年5月4日付)によると、厳密にいえば銀座マロニエ通りの街路樹はマロニエ(花の色が白く、日本名はセイヨウトチノキ)でなく、その仲間のベニバナトチノキ(花の色がピンク)だそうです。
ちなみに、トチノキの仲間全般の花言葉は「luxury(贅沢・豪奢)」。なるほど、銀座にふさわしいですね。