小さくかわいくお役立ち!「関の豆ばさみ」
@Cohana日本橋本店(前編)
子連れ特派員のえだまめです♪
実は・・・ここだけの話。
私、すごく不器用なんです。(小声)
そんな私ですが、娘あずき(小1)が幼稚園に入った3年ほど前から
お裁縫から逃げられない環境になりまして。
お着替え入れの巾着袋や手提げ袋、上履き袋などの園グッズは
ある程度買うことで対処できると思うのですが
入園2日後に
「園帽にもともとついてるループがとても小さくて年少さんは上手にフックにかけられません。
なのでこれを縫い付けてきてください(ロープ状の長めの紐と共に)。」
という伝達があったのに始まりまして、何かと「縫い付ける」作業が増えたんです。
最近では「おかーさーん!制服のボタンなくなっちゃったー!」・・・。
母は泣く泣く標準服取扱店で予備ボタンを買い(1個78円)、夜な夜な縫い付けました・・・。
そんなこんなでしたので。
少しでも前向きに針と糸が持てるようにならないものなのか。
というのはそれなりに切実な悩みでもあるのでした。
そんな時に伺ったのが日本橋室町にあります
「Cohana日本橋本店」さんだったのです!
Cohanaの大事にしたいこと~伝統技術の継承~
Cohanaというブランドは手芸道具・用品を扱う株式会社KAWAGUCHIさんが立ち上げられたものです。
もともと主にプロフェッショナル向けの手芸道具・用品を取り扱う会社さんなのですけれども
あるお悩みを抱えていらっしゃいました。
それは「伝統技術の継承」です。
そもそも手芸道具や用品を作ってくださっている日本各地の職人さんの減少。
それに伴い技術が失われていく現状。
そして・・・個人としての手芸人口の減少。
確かに私の母はものすごく手芸をする人です。
(実はあずきの通学グッズはほぼ私の母の手によるものです)
が、私自身は必要に迫られないと針と糸を持たない人間です。
若い世代になればなるほど、手芸をする人が減っているのも事実のようですね。
つまり、手芸をする人がいなくなる→それに使う道具も必要とされにくくなる
→職人さんも作らなくなる→技術が失われていく・・・という負のループが産まれてしまっているのです。
そこで生まれたのは
「もう一度、手芸をしたくなるような、心が躍るような道具を作ろう」
「手芸をされる方以外にも、これは、と思ってもらえるものを作ろう」
「職人さんの技術が継承できる支えになるものを作ろう」
という想いでした。
東京・日本橋は五街道の始まりの場所。
だからこそ、日本各地の職人さんの「いいもの」が集まってきます。
そこで、Cohanaでは日本各地の職人さんたちの「いいもの」を組み合わせを考えられました。
(画像はCohana公式HPよりお借りいたしました)
組み合わせを上手に作っていくのはとても骨の折れることだろうと私は想像しているのですが
そんな中でも、現在のところ約60もの地場産業のコラボレーションが実現しています。
どれも職人さんの伝統技術がしっかりした商品で、
なおかつ「大人が心躍る可愛さ」も盛り込まれたものになっています。
個人的には・・・
かわいい小さな水引のついた待ち針や
美しい色合いの組みひもが巻かれた糸切りばさみなどが手元にあると
針仕事に対する「やる気」が確かに湧きそうな気がします・・・!
Cohanaの「基本の5色」として使われている日本の伝統色も心躍るポイントになっていますね。
(黄水仙・薔薇色・水浅葱・露草色・深川鼠)
どれも鮮やかで美しく、色の名前の語感も含めて心が豊かになると思うのです。
こうして生まれた数々のコラボ商品のひとつが中央区推奨土産品にもなっております
「関の豆ばさみ」なのです!
小さく、かわいく、便利なはさみ!
もともと「関の刃物」といえばその技術力の高さから有名だと思うのですが。
その関市で1933年創業の刃物メーカー・長谷川刃物さんが
「どこまで小さく、よく切れるはさみができるだろうか」とチャレンジされた結果
誕生したのがこちらの「豆ばさみ」。
小さいけれどバネの力で切りやすく、いい仕事してくれますよ。
また、このはさみの素晴らしいポイントは「機内持ち込み可!」というところ。
うっかりものの私の母は何度か飛行機の中に持ち込む手荷物の中に小さなはさみを入れてしまい
手荷物検査場で没収されたり、なんてことを複数回は経験しているのですけれども。
飛行機内持ち込み禁止になる条件は
「刃体(切先と要ネジの中心とを結ぶ直線の長さ)が6cm以下で
先が著しく尖っておらず、また刃が鋭利でないもの」
なのだそうですが、十分これならクリアできるわけなのです。
・・・飛行機の中でおやつの袋物がなかなか開かなくて、
ちょっとだけはさみを使いたいな、なんてことありませんか?
これなら旅行用の手荷物の中にちょっと入れておくの、すごく便利だと思うんです!!
それをよりかわいらしくしている絹糸の小さな房かざり。
こちらは福岡県筑後市の房工房MARIMOさんが手作業でていねいに製作しています。
色はCohanaの基本の5色です。どれも鮮やかで大人かわいい色あいですよね。
京都の革職人さんが作った刃先にかぶせる革ケースもついていて、
小さいけれど、かわいいけれど、きちんと技術の詰まった逸品に仕上がっていると思いますよ!
豆巾着とのセットもありますよ♪
「関の豆ばさみ」を購入された方の中から
「豆ばさみを持ち歩く時用のケースがあると嬉しい」というご要望があったのだそうです。
確かに小さな小さな豆ばさみ。うっかりなくしてしまったら大変です!
ということで・・・。
「関の豆ばさみと豆巾着のセット」も販売されております。
こちらの豆巾着、豆ばさみがちょうど入る大きさ。
バッグのチャーム代わりにもなりそうな色合い・デザインです。
例えばですが・・・外出先でスカートの裾から飛び出してしまった糸。
豆ばさみでさっと切った後の糸くずを捨てる場所がないな、というときに
取り急ぎ豆巾着の中に収めておくとスマートですよね。
実用もデザインも兼ね備えた、「関の豆ばさみ」の良いおともですね。
実はCohanaの商品は他にも素敵で、心が躍るものが盛りだくさん。
次回の記事で、そのあたりも紹介させていただきたいと思います!!
★Cohana日本橋本店★
東京都中央区日本橋室町 4-3-7 株式会社KAWAGUCHI 1F
TEL:03-6910-3255
定休日: 土・日・祝日 営業時間:10:00 -17:00
「東京まんなかippinn堂」からお得にお求めいただけます。(期間限定)