蛎殻町の松

芸術品かつ実用品!
梨園染手ぬぐい「お江戸日本橋」(戸田屋商店)

地下鉄人形町駅からほど近くにある老舗「梨園染 戸田屋商店」。こちらのお店の梨園染手ぬぐい「お江戸日本橋」が、中央区観光協会が主催する「中央区推奨土産品〜Central Tokyo Premium Selection〜」モノ部門1位に選ばれました。
お店を訪れ、営業部の小林拓也さんにお話を伺ってきました。2022年で創業150周年。創業時は、木綿や金巾(かねきん・着物の裏地などにつかわれる生地のこと)などを扱う生地卸問屋だったそうです。
「梨園染」は、戸田屋商店のメインブランドであり、型紙を使いながら染料を注いで染める「注染」(ちゅうせん)という技術を用いる染色方法です。生地の裏表を同じように染めることができます。手ぬぐい1枚1枚手づくりなので、一つとして同じものはありません。
手ぬぐいは、平安時代から使われていたといわれ、江戸時代に庶民のものとして広く使われるようになりました。
今回モノ部門1位となった梨園染手ぬぐい「お江戸日本橋」は、デザイナー・鴨川志野さんとのコラボにより、日本橋界隈の川、橋、お店、人などが所狭しと並び、まちの賑わいがカラフルに表現された作品です。注染ならではのグラデーションも美しいですね。まさに中央区を代表するお土産の一つといえます。
きれいな手ぬぐいは、使うのがもったいないように感じますが、そもそも日用品なので、使い込むのもいいし、飾ってもOKとのことでした。何度も洗うと次第に色が変化するのが楽しめるそうです。
戸田屋商店の店内には、常時500種類以上の手ぬぐいが陳列してあり、壮観です。また、オーダーメイドの手ぬぐいも取り扱っています。
小林さんに中央区の魅力を伺ったところ、「昔ながらの情緒が残りつつ、新しい人も拒まない、ふところが広いまち。」とのことでした。
ぜひお店を訪れて、伝統技術の素晴らしさを味わってみてください。
詳細はお店のホームページをご覧ください。

株式会社戸田屋商店
東京都中央区日本橋堀留町2丁目1番11号
tel:03-3661-9566
定休日:土曜、日曜、祝・祭日

 

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