芸者さんとお座敷あそび
私が初めて特派員になった年ですから7年前になりますが、”葭町芸者とお座敷あそび”といった様なタイトルで人形町で食事をしながら芸者さんとお座敷あそびをしましょう、という特派員向けの企画を観光協会さんが組んでくれたことがありました。残念ながら、私はその時都合がつかずに参加出来なっかったのですが、今回久松町にある「新日屋」さんという会社が「コレド室町3」の3階にある「橋楽亭」で”芸者とお座敷あそび”という企画を毎週土曜日に開催しているので参加してきました。
この日の立方(芸者さん)は久富さん(写真の向かって右の方)と市松さん(左の方)。
地方は三味線と唄を担当されるお二人。
司会は新日屋さんの方、そして今日の英語通訳はニュージーランド人女性(この方は日本橋案内書に和服でおられる時もあります)と、観光協会の通訳ガイドの方が補助として2名つかれました。
まずは、芸者さんの踊り-「お江戸日本橋」から始まりました。さすが葭町芸者さんだけあって、歌詞に”清洲橋””浜町””明治座””葭町”等地元の地名が沢山歌いこまれています。
続いてはお座敷遊びです。
本日のお客様方は、イギリス人男性2人、ノルウェー人男性1人、日本人女性2人・男性2人の計7人だったので(多い時は20人位おられるそうです)、ラッキーなことに全員全部の遊びに挑戦出来ました。
まずは、「とらとら」。間を屏風で仕切って踊りを踊った後で、ポーズでじゃんけんをします。
和藤内(武士)-槍のポーズ:虎に勝ち、お婆さんに負け
虎-四つん這いのポーズ:お婆さんに勝ち、武士に負け
お婆さん-腰を曲げ杖をつくポーズ:武士に勝ち(武士のお母さんなので)、虎に負け
次は「投扇興」-枕(台)の上に蝶(的)を立て、1m位離れた所に座って扇を「要」を手前にして投げて蝶に当てます。本来は、投げた後の扇・蝶・枕の形に依って点数を競うのですが、今日は単純に蝶に扇が当たるか堂かで競いました。扇をフワっと投げるのは結構コツがいります。
最後は「金毘羅ふねふね」です。徳利やビールの袴を裏返しにテーブルにおいて、「金毘羅ふねふね」の曲に合わせて順番に袴がある時は手を開いて、無い時(手を引く時に袴をとってしまう)は手をグーにして置くゲームです。
長く続いていると曲のスピードがだんだん上がっていき難しくなってきます。
市松お姐さんがノルウェーの方に負けてしまったので”罰杯”として”八海山”を飲まされています。が、罰杯を頂くのが楽しみでやっている方もおられる様です。(飲めない方には千住札ステッカーが頂けるそうです)
ゲームに勝つと”人形町ハンカチ”か昔懐かしい”紙石鹸”が頂けます。
最後にもう一度芸者さんの踊りを見て、芸者さんと記念撮影をしてお開きです。
高級料亭で食事をしながら芸者遊びと思うと敷居が高いですが、ここならとっても楽しくおもてなしをされて過ごせますよ。全体で約1時間です。
興味のある方は是非どうぞ。
問い合わせ・申し込みは
「新日屋」 平日10:00~17:00 に 03-5652-5403
reservation@shinnichiya.com
*6月29日から7月/8月はお休みの様ですので、ご注意ください。
又、当日券はコレド室町1にある「日本橋案内所」でも購入できます。