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　三井財閥を形成する三井合名会社、三井銀行（現三井住友銀行）、三井信託銀行（現三井住友信託銀行）、三井鉱山（現日本コークス工業）等の主要各社の本社が入居し、「複合オフィスビル」の先駆けとして、1929（昭和4）年に竣工した三井本館。

6月15日に開館90周年を迎えるのを記念して、6月8日～7月21日、「三井本館 Mitsui Main Building TOKYO 1929-2019 ❘ 写真・ホンマタカシ」が開催中です。写真家ホンマタカシ氏の撮影・監修による写真展示を主体に構成され、国の重要文化財の指定を受けた、昭和初期を代表する建物の魅力を、写真や映像を通じて体感できます。

会場は、大理石の重厚な佇まいが残る、日銀通りに面する "合名玄関" （左上画像）と呼ばれるオフィスのエントランスと、三井本館に隣接する「日本橋三井タワー」の1階アトリウムの2個所。「日本橋三井タワー」会場の高さ約3m、幅約2mの特大パネル4台の写真は見応えがあります。中央通りに面する三井本館外壁には、建設当時の様子を収めた貴重なアーカイブを再撮影・編集した8.4m四方の巨大写真が2枚掲出され、建物の周囲は色とりどりの花で飾られています。

尚日没から23:00までは、アーティスト高橋匡太氏デザインによるライトアップが施されます。