今年も「中央区沿革図集」が特別価格で頒布されています!

どうも、です。

中央区の歴史を知る上で重要な資料である「中央区沿革図集」が期間限定でお求めやすい価格で頒布されるという情報を入手しました。

実は今年の頭にも同様の企画が行われていましたが、チャンスを逃しておりました。

参考:「中央区沿革図集」が、驚きの値段で頒布中!by ようちゃん氏

今回しっかりと入手してきましたので、そのご報告がてら内容を簡単にご紹介しようと思います。

中央区沿革図集とは

中央区沿革図集は、中央区の江戸から現代に至るまでの変遷がわかるように、各時代の地図をまとめた資料として、東京都中央区教育委員会より平成7年に発刊されたものです。

単に地図をまとめただけでなく、地図には解説補足情報などが添えられているので、史料としても非常にわかりやすく、読み物としても楽しめるつくりとなっています。

・京橋篇
・日本橋篇
・月島篇

の3冊があり、各エリアごとに特集が組まれています。

ちらっと中身をご紹介

ちらっと中身をご紹介 今年も「中央区沿革図集」が特別価格で頒布されています!

江戸時代の地図も多数収録されていますが、その中の一つ「御府内沿革図書」を見れば、江戸時代中の土地の変遷も伺い知ることができます。

例えば、現在再開発が行われている日本橋1〜2丁目あたりの地図を見てみましょう。

延宝年間(1673〜1681年)には江戸城の工事で重要な役割を果たした入堀の名残りである「廣小路」が、新場橋から現在の「さくら通り」あたりまで広がっていたのがわかります。

さらに現在は首都高速都心環状線になっている楓川からは、3本の「入堀」が残っていました。

これが、元禄年間(1688〜1704年)になると広小路はなくなって、入堀も埋め立てられて町の密度が高くなっているのが見て取れます。

 今年も「中央区沿革図集」が特別価格で頒布されています!

もちろん江戸時代だけでなく、明治以降の比較的最近の地図も掲載されています。

昭和52年(1977年)発行の人形町絵地図も掲載されているので、当時の人形町の賑わいを懐かしく感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

頒布について

中央区沿革図集は期間限定で

日本橋篇 12,000円 → 1,000円
京橋篇 12,000円 → 1,000円
月島篇 7,000円 → 500円

で頒布されています。

何かの間違いかと疑うほど、かなりのびっくり価格です!

期間は令和6年3月31日までで、下記の場所で取り扱いしているようです。

本の森ちゅうおう(京橋図書館)(中央区新富1-13-14)
日本橋図書館(中央区日本橋人形町1-1-17)
月島図書館(中央区月島4-1-1)
中央区役所情報公開コーナー(中央区築地1-1-1 中央区役所本庁舎地下1階)

情報が更新される可能性がありますので、最新の情報をご確認の上お求めください。

※高額紙幣の両替はできないため、釣り銭など無いようご用意いただいたほうがよさそうです。
※各図集はB4サイズで重量もずっしりとしていますので、大型のリュックサックなど用意すると便利です。(私は3冊を両腕で抱えながら持ち運びましたが、かなり大変でした。)

最新情報はこちらから

中央区立図書館
https://www.library.city.chuo.tokyo.jp/

※「図書館からのお知らせ」をご覧ください。