新しい年へー小伝馬町時の鐘ー
小伝馬町十思公園にある「時の鐘」、年に2回、大晦日と終戦記念日にその音を聴くことが出来ます。
今年からプロジェクションマッピンングも始まって、静かな公園の十思スクエアの壁が華やかになりました。
新年を告げる
「銅鐘石町時の鐘」は江戸時代、石町(今の日本橋室町の辺り)に置かれていて、人々は鐘の音で時刻を知ることが出来ました。高さ170㎝、口径約93㎝の立派な鐘が今、移設されたこの公園にあります。11時半頃に行って鐘撞きの順番の札を頂くと、No280、約300名の人々が新年を待っていました。
吉田松陰終焉の地
江戸時代、ここには伝馬町牢屋敷と処刑場があり、吉田松陰ら幕末の志士たちもここで命を落としました。処刑執行を知らせるのもこの鐘でした。松陰が最後に聞いた鐘の音は、今は未来への祈りの音を響かせていました。