ラジオ局へ謎の訪問者
証言A
・あれは、2月に入って都心にも大雪警報が発令された日の午後でした。
・雪雲が低く垂れ込め、街を行き交う人の傘もびしゃびしゃに濡れていました。
・収録予定の10分ほど前にインターホンが鳴って、入口に向かったのですが、小さな子供が二人いるじゃないですか。
証言B
・神聖な大人の職場であるラジオ局に突然子供が入り込んだら、全く迷惑な事だとは思っていました。
・新学期からの転入学の関係で、福岡から孫たち(ユウト とハルマ )が上京していました。
・「大きくなったらアイドルになる」という話に、「ラジオの収録があるけれど、スタジオに行ってみる?」と聞いたら、「行きたい」というので連れて来ちゃいました。
・「収録中は、静かにしていなくっちゃダメだからね。」
・京橋3丁目の東京スクエアガーデンB1F。中央エフエム。
・パーソナリティはJUMIさん。『どんな突発事項にも、素早く的確に対応してくださる方だから、無理を承知で訪ねてみよう。』と来てみたのです。
証言C
・中央エフエムの番組には、観光協会特派員ブログと連動した「大好き中央区」というコーナーがあります。
・今年は1月27日に「第16回中央区観光検定」が実施されました。検定の高得点合格者の中から観光協会特派員が任命されます。
・特派員活動の一環として、特派員ブログへの投稿が出きて、ラジオ番組への出演もあるのです。
・普段の生活では体験できないような、ドキドキの瞬間を楽しめるのです。
証言D
・ラジオ局ってどうだった。
・うん、すごく面白かった。
・緊張した?
・ユウトはそんなに緊張はしなかったけれど、ハルマは少し固まっていた。
・スタジオのお姉さんが優しかった。
証言E
・それでは、今日はスタジオにお孫さんが来ているという事を先に伝えましょう。
・そうすれば、途中で声が入っても大丈夫ですよ。
・それから、面白い話の時には、声を出して笑ってね。ラジオだから、笑顔だけでは伝わらないからね。
日本橋ふくしま館ミデッテ
証言F
・今日の収録で取り上げたブログは、小江戸板橋の12月21日「ボクは、どこにいるでしょうか」です。
・往来を遮断するためのカラーコーンに様々なデザインが使われている話題と、福島県会津地方の郷土玩具「起き上がり小坊師」のお話です。
・買い物の途中で見つけたカラーコーンのデザインに、起き上がり小坊師が描かれていました。
・ボクがいる場所は、日本橋室町4丁目の福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館ミデッテ」の入口でした。
・郷土玩具や日本酒・地域のグルメなど、福島にまつわる話に花が咲きました。
証言G
・突然の訪問の他に、中央エフエムさんには大変な事をしてしまったのではないかと思うことがもう一つあります。
・リクエスト曲に、ハルマの好きなYokopiの「強風オールバック」をお願いしました。でもこれってFM局で取り上げることはまず無いと思われる、ボカロでした。
・高尚なFM局のイメージに、機械的なボーカロイドは似合わなかったのでないかと思っています。
・6歳の幼稚園児が、YouTubeを見ながら、歌って踊っていました。
・耳に残る印象的なリズムだったので「強風オールバック」を口ずさんでみたら、「じいじ、その歌もう古いよ」
えっ、ガーン。
・彼の将来なりたいものは、すでにアイドルからマジシャンに変わっていました。
証言H
・孫たちが東京に引っ越して来たら、いろんな所へ連れて行ってあげたい。
・区内には子供たちが楽しめそうな場所が沢山あります。
・彼らも東京で暮らしながら、次世代の「大好き中央区」な人に育っていくと思います。
・特派員ブログに連動したラジオ番組を基に、収録の様子を更にブログにする連動の積み重ねをしてみました。
・今回収録した「観光特派員の大好き中央区」は、2月15日(木)放送予定です。