小3・あずきと中央区観光検定
~その1:築地本願寺の「お花」~
子連れ特派員のえだまめです♪
先日「プロローグ」を書きました新シリーズ「小3・あずきと中央区観光検定」。
いよいよ本格スタートしていきたいと思います。
まずはこちらの問題をご覧ください。
第15回(2023年2月実施)
問4(テーマ問題「中央区の建造物」)
現在の築地本願寺本堂は、伊東忠太の設計により、古代インド様式を模した石造建造物として昭和9年(1934)に建造されました。本堂入口の欄間には、仏教にゆかりのある( )を描いた美しいステンドグラスが飾られています。( )に当てはまる言葉は次のうちどれでしょう。
ア.菩提樹 イ.蓮の花〔ロータスフラワー〕 ウ.沙羅双樹 エ.曼殊沙華
あずき「うーん、イかなぁ?」
えだまめ「なんで?」
あずき「・・・なんとなく。仏教っぽいし。」
蓮=仏教、のイメージはついているらしいですね。
・・・でも。なんとなく、で正解にたどり着くのはつまらないので。
母はちょっと意地悪を言いました。
えだまめ「アからエまで、全部仏教に関係する植物だよ??」
あずき「・・・え!?」
えだまめ「はい。調べましょう。」
・・・観光検定の醍醐味は「はずれ選択肢」にある、と信じて疑わない母えだまめです。
そこから学べることがたくさんあると思っていますので。
仏教関係の植物たち
というわけで、調べてみましょう。
ア.菩提樹
菩提樹の木の下で、お釈迦さまは悟りを開かれた、ということです。
そのためバーリー語・サンスクリット語で悟りを意味する「bodhi(ボーディ)」ということばから
「ボーディの木(=悟りの木)」と呼ばれるようになったそうです。
中国ではボーディに「菩提」という漢字があてられ、日本でもこの字を使うようになったのだそうです。
イ.蓮の花
蓮の花の台座の上にお座りになっている仏様の像、というのはよく目にするように思います。
仏教では、蓮の花の特徴を5つにまとめて「蓮華の五徳」というのだそうですが
それが正しい信心の特徴に合っている、と考えられているので
蓮の花は大切にされているだそうです。
ウ.沙羅双樹
「2本の沙羅の木」の意味です。
お釈迦様が亡くなられた際(入滅)、2本の沙羅の木がそばにあったそうです。
お釈迦様が亡くなる際に、「沙羅双樹」は花を咲かせており、良い香りが周囲に漂っていました。
その後、一度は枯れたものの、お釈迦様の入滅を悲しんで、再度花を咲かせ、
お釈迦様の周囲を埋め付くすかのように、花びらが舞い散ったといわれています。
エ.曼殊沙華
ヒガンバナのことです。
『法華経』を釈迦が説いたのを祝って天から降ってきた花の1つとされ、「天上の花」という意味も持ちます。
ということで、全部仏教にまつわる植物でした。
「うーーーー、わかんないーーー。」
・・・結果。あずきはさらに悩んだようです(笑)。
まあ、悩ませてみたかったんですけどね(笑)。
みなさんも、知識が増えた結果解きにくくなる瞬間、ってありませんか?
私も結構ありました。
実際に行ってみた。
ということで。実際に行ってみたいと思います。
浜町エリアからだと人形町駅からたったの3駅。
気が向いた時にはすぐにお参りに行けるのです。
ちなみにこの日は日曜日。結婚式も行われていたようです。
その他にも法要が営まれていましたし、
多くの参拝者の方がお参りをされていましたよ。
で、まずは冒頭の写真にもある、実際のステンドグラスを見に。
「・・・蓮だ・・・!」
「正解!」
「・・・きれいだねぇ~!」
ということで答えは「イ.蓮の花〔ロータスフラワー〕」。
ですが。
問題を見るだけでなく実際のものを見ると、また心に感じるところもあるようですね。
「でも、お寺にステンドグラス、って不思議だねぇ。
何だかキリスト教の教会みたい。」
「あずき。気付いてなかったっけ?」
「何を?」
「本願寺さんにはね。パイプオルガンもあるんだよ。」
「えーーー!!!」
・・・築地本願寺には何度かお参りをしたことはあるはずなのですが。
本気で気づいていなかったらしいです。
築地本願寺のパイプオルガンは、公益財団法人 仏教伝道協会から
仏教音楽普及のため1970年に寄贈されたものだそうです。
毎月最終金曜日のお昼に行われているランチタイムコンサートでも
沢山の方の耳を楽しませてくださっていますよね。
「どっちもお祈りする場所、だからなのかなぁ。
でも、なんだかおちつくね。」
以上、あずきなりの考察(!?)でした。
というわけで。
せっかく来たのでもう1問解いてみようかな、と思います。
~~次回に続く~~
★浄土真宗本願寺派 築地本願寺★
東京都中央区築地3-15-1
0120-792-048(コンタクトセンター)
本堂参拝時間
6:00〜16:00(夕方のお勤め終了後)