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2024 酷暑下 水辺空間を彩る清爽な"白花"サルスベリ

 2024 酷暑下 水辺空間を彩る清爽な

 隅田川に架かる佃大橋から下流左岸に広がる「隅田川月島緑道」に植栽されているサルスベリの白色が青空に映えています。    7月末の26日~31日、都心の最高気温は6日連続で猛暑日を記録するなど厳しい暑さが続く中、水辺空間に清爽感を醸し出しています。サルスベリは中国南部原産のミソハギ科の落葉中高木。     幹肌は淡褐色、所々剥げ落ちた跡は白く、濃淡が混じった斑模様で、和名サルスベリは木登り上手な猿でも滑り落ちる程樹皮が滑らかという喩えから名付けられたとされます。          枝先に円錐花序を付け、散った後も蕾が次々と開き、開花期が2-3ヵ月続き、別名「百日紅」とも称されますが、花色は濃桃、淡桃、赤、白、紫、複色と様々です。                強い陽射しや乾燥に強く、真夏を彩る貴重な花木の一つです。  フリルの様に縮れた花弁は6枚、基部は細い柄状で、団扇に似た個性的な形状をしています。     英名 Crape myrtle は、花弁が縮緬(crape)の様に縮れていることに由来とされます。