④「べったら市」の由来
~べったら市直前です!
いよいよ、べったら市2024が近づいています
10月19日(土) 10月20(日)は是非日本橋本町にお越しください、お待ちしております。
我々日本橋本町3丁目の町会メンバーも日本橋にいらっしゃる皆さまをお迎えするための準備を着々とすすめております
さて、今日はこれまで執筆してきたブログの続き
「べったら市」の名前の由来となります
①べったら市まであと100日!
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5117
②べったら市の起源
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5132
③べったら市まで50日を切りました! 〜なぜべったら市がこの地なのか?〜
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5223
馬込勘解由の碑を訪ねてみる
さて、前回ブログの続きです、
恵比寿講が10月20日、そしてその前日に市場が開かれるというところまではご説明させていただきましたが、さて、そうであれば「べったら市」の名前は一体どこから??
それを知るためにはまち歩きが有効です
日本橋本町3-6-2 小津和紙さん前の昭和通りの歩道を注意深く歩いてみると「馬込勘解由の碑」を見つけることができます
※馬込勘解由については前回ブログ参照
字が凄く読みづらいのですが読んでみる
日本橋本町3丁目にあります馬込勘解由の碑をよく読んでみると
恵比寿講に使う鯛や神棚などと共に江戸名物の浅漬大根が売られ、売り子が大根に付いた麹を若い女性の着物に近づけ「ほら、べったら、べったら、買わないで通ると着物にくっ付くよ」と戯れたことからべったら市の名が付いたと書いてあります。
売られていた漬物が名称由来のようですね。
なかなか強引なネーミングのような気がしますが、上記の由来によって名付けられた「べったら漬」が「べったら市」の名前の起源のようです。
※昔はビニール袋などがないから、縄で縛って持ち運んでいた様です。だからべったり付いたんですね。
農林水産省のWEBサイトを見ても同様の記述がありますね
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_8_tokyo.html
上記サイトによれば、東京で庶民に愛された漬物といえば、「たくあん」と「べったら漬け」だった。
とのことで、江戸時代の漬物文化の成立 に一役買ったものという意味でもべったら漬けは重要な意味を持つ食べ物であるとのことです。
べったら漬も歴史と共に変わってきた
例によって本の森ちゅうおう郷土資料館に籠って調べて来ました
「東京・旧日本橋区の人々によって創られた漬物市 べったら市」によりますと
べったら漬も江戸時代は馬込勘解由の碑に書いてある通り麹によって味付けをされていましたが
明治期以降は砂糖の価格が安くなったため、砂糖で味付けをされるようになったため、明治期以降は急に甘くなっていったみたいです(江戸時代は砂糖は高級品)
鎖国の終了、開港、明治維新と時代が移り変わり明治期以降、安価な砂糖が急激に流入し
べったら市のべったら漬も変わっていった、とのことです。
べったら漬だけに注目しても、歴史を感じることができるわけです。深いですね。
いよいよ2024年のべったら市、開催が近づいて参りました
まだべったら市に来たことが無い方もいらっしゃると思いますので
昨年の写真にて、賑わいなどを感じて戴けたらとおもいますので、昨年の模様を添付いたします
中央区のみならず、中央区外からも多くのお客様がいらっしゃる一大イベント
我々本町3丁目東町会のメンバーもこのお祭りを誇りに思っております
東京新高屋様のべったら漬けの露店が軒を連ねます
多くの人で賑わいます
コロナの時、この光景が見れなくて本当に辛かった・・・
普段はあまり目立たない宝田恵比寿神社もこの日は豪華に飾り付けられます
宝田恵比寿神社にとってもこの日は晴れ舞台です
べったら漬のみならず、数多くの露店が軒を連ねます
たこ焼き お好み焼き 七味唐辛子 ゲーム 飴 本当に数多くの露店が来ます
中央区に住んでいると、中々こういう機会がないので本当に嬉しいですね。
自分も子供と一緒に楽しみたいと思います
10月19日の夕方~夜にかけては神輿も出ます
日本橋本町と日本橋大伝馬町一帯を神輿が練り歩きます
今年はたまたま10月19日と10月20日が たまたま土日にあたるということで、普段は土日お休みの店舗なども臨時営業をする所が多くあると聞いております。まち全体でこのお祭りを盛り上げたいと考えております
この大きな提灯が宝田恵比寿神社の目印です
インスタ映え間違いなし!!
秋の思い出を作りに、是非日本橋本町、日本橋大伝馬町にお越しください。