オフィシャル

上の写真は、会場の写真です。鶴田一郎氏は１９５４(昭和２９）年熊本県天草市に生まれ、多摩美術大学グラフィックデザイン科に進学し、イラストレーターを目指しました。１９８７（昭和６２）年にノエビアの広告「コスメティック　ルネッサンス」のイラストレーターに起用され、１９９７（平成９）年までの１１年間、美人画を描きました。今回の展示では、鶴田一郎氏の美人画の代表作の中から、２作品が対となって描かれたり、人物が２人描かれた作品等を”響き合う美しさ”として１0点の作品とポスター1点が展示されています。

上の作品は、琳派の祖とも言われる俵屋宗達作の風神雷神図に着想を得て描いた作品です。純粋に日本画材を使って「日本画」として描かれています。

鶴田一郎氏は２７歳頃、自分が「日本人である」という意識の芽生えとともに、琳派や浮世絵、仏教美術等をベースとしたオリジナリティーのある美人画を描き始め、その作品は日本独自の美意識に基づいた流麗な線と色彩に、アールデコなどのヨーロッパ的要素も融合させた、インターナショナルな美の世界を創り上げ、多くの人を魅了しています。今回は化粧品の広告に使用された貴重な原画も展示されていますので、多くの皆様のご来場をお待ちしています。

写真等の掲載につきまして、株式会社ノエビア様のご協力を得ました。ありがとうございました。

開催時期：2024年11月５日（火）～2025年1月10日（金）

開催時間：午前９時～午後５時３０分

場　　所：ノエビア銀座ギャラリー

　　　　　中央区銀座7-6-15（ノエビア銀座ビル１F）

入  場  料：無料

主　　催：株式会社ノエビア

協　　力：株式会社鶴田一郎事務所