べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 33
~ 朱楽菅江 ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」第31話、第10代将軍・家治さん、亡くなってしまいましたね。意次さんの最大の理解者でしたのに。醍醐(いわゆる「チーズ」)、毒入りだったのでしょうか。
また火山の噴火・大雨による利根川の決壊・天明の飢饉、全てが意次さんに逆風となりました。
田沼バッシングも凄いことに。
なお、川の洪水の説明では「永代橋、新大橋、流されました」と、中央区、出てきましたね。
登場しました人物は、
シリーズ29蔦重、シリーズ⑥長谷川平蔵、シリーズ⑧鶴屋喜右衛門、シリーズ25てい、シリーズ27つよ、シリーズ23喜多川歌麿、シリーズ⑬北尾政演(山東京伝)、シリーズ32唐来三和、そしてシリーズ⑱田沼意次、・・・。
今回は「朱楽菅江(あけらかんこう)」にスポットを当てます。
菅江さん、20話の「狂歌の会」から登場していましたね。
朱楽菅江が蔦重とコラボを始めましたのは、蔦重が通油町、現在の日本橋大伝馬町に「耕書堂」を移した後ですから、間違いなく中央区族、です。
なお、冒頭画像は銀座4-12-5、歌舞伎稲荷神社の上段右の狛狐です。
前回ご紹介の朝日稲荷神社の狛狐と良く似ていますね。
それでは・・・
朱楽菅江は・・・
画像は同じく歌舞伎稲荷神社の上段左の狛狐です。
朱楽菅江
戯作者、狂歌師。
狂歌師としての号「あけらかんこう」は「あっけらかん」をもじったもの。
大田南畝(おおたなんぽ)、唐衣橘洲(からごろもきっしゅう)とともに「狂歌三大家」と呼ばれました。
最初は和歌、俳句を学んでからの狂歌デビュー。
妻の節松嫁々(ふしまつのかか)も狂歌師で、夫婦でのタッグ・朱楽連を結成しての狂歌活動もしていました。
「万載狂歌集(まんざいきょうかしゅう)」、「故混馬鹿集(ここんばかしゅう)」など多くの狂歌集を出しましたが、「狂歌大体(きょうかだいたい)」として狂歌のテキストを作り上げ、最後は和歌へ原点回帰しました。
「べらぼう・・・」での朱楽菅江は・・・
画像は同じく歌舞伎稲荷神社の下段右の狛狐です。
浜中文一さんが演じています。
朱楽菅江
~ 大田南畝、唐衣橘洲(からごろもきっしゅう)とともに、狂歌三大家の一人 ~
大田南畝(桐谷健太さん)らと共に始めた狂歌が、天明期に大流行し、そのブームをけん引する一人となる。
蔦重(横浜流星さん)とは、太田南畝に誘われて行った、狂歌の会で出会う。
その後、狂歌本を何冊も蔦重のもとから出し、喜多川歌麿(染谷将太さん)とのコラボ作品も世に送り出していく・・・。
ー NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ホームページ より ー
画像は同じく歌舞伎稲荷神社の下段左の狛狐です。
・・・NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、これからも親しみを籠めてご紹介したいと思います。
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