旅行ガイド『Lonely Planet Tokyo』
が紹介する銀座・築地の魅力
『Lonely Planet』とは?
『ロンリープラネット』。
直訳すれば「孤独な惑星」。未知の世界へ向かう、一人の旅人の姿を想わせる名前です。
このガイドブックを発行するのは、Lonely Planet社。
1973年、創業者であるオーストラリア人のホイーラー夫妻が、ロンドンからオーストラリアへの旅をまとめた一冊を自費出版したことから始まりました。
その後、「バックパッカーのバイブル」と呼ばれるまでに成長し、現在では累計発行部数1億5千万冊を誇る、世界有数の旅行ガイドとなっています。
私が手にしたのは、『Lonely Planet Tokyo』。
コロナ禍明けの2023年、ロンドンの書店で購入しました。最新版は2024年4月発行、次版は今年7月中旬に刊行予定とされています。
海外からの視点を参考に
私は昨年、中央区観光協会の試験に合格し、特派員として活動を始めました。同時に、観光ガイド研修にも参加し、11月に開催の実地講習を経てガイドのバッジを受け取り、この春からガイドとしてデビューする予定です。
その中で、海外のお客様をご案内する機会があるかもしれず、「海外の旅行者は中央区のどんなところに興味を持って来られるのか」を考えるようになりました。
SNS全盛の時代とはいえ、世界的なガイドブックがどのような価値観で街を切り取っているのかを知ることは、案内する側にとってもヒントになります。
そこで本ブログでは、『Lonely Planet Tokyo』(2022年版)が紹介する中央区、とりわけ銀座・築地周辺の地域の観光スポットや施設・お店などの情報を読み解き、その情報をシェアしたいと思います。
銀座(Ginza)
銀座は、同書の中で「シャンゼリゼ通りや五番街と並ぶ、世界屈指のショッピング街」と位置づけられています。
ユニクロからルイ・ヴィトン、ミキモトなど、あらゆるブランドが集まるコンパクトに集積している点を評価。さらに、建築やアートも点在し、「一日中楽しめるエリア」として紹介しています。
また、有楽町から新橋にかけての高架下は、「焼き鳥屋や専門料理店が立ち並ぶ、雰囲気抜群の場所として紹介。気軽に一杯楽しめる東京らしい空間として描かれています。
さらに、週末には中央通りの一部が歩行者天国になりのんびり散歩を楽しめ、また、夕刻には着物姿の高級クラブのホステスたちが客を出迎える。そうした光景も「銀座ならではの風景」として紹介されています。
実際に、高級ブランドと日常的な店が共存し、すみ分けてしていることが、海外からの旅行者にとって魅力的なのかもしれません。
築地(Tsukiji)
卸売市場は豊洲に移転しましたが、築地の場外市場は今も「日本の食文化の中心地」として紹介されています。
鮮魚・乾物・台所用品・包丁などを扱う店が軒を連ね、新鮮な海鮮を食べられる飲食店も集積。旅行者にとって「食のテーマパーク」のような存在として描かれています。
また、同書には、
・細い路地に大きな荷物は持ち込まないこと
・日曜・水曜定休の店が多いこと
などの実用的な注意書きもあります。
単なる観光案内ではなく、その場で役立つ情報を重視しているのが、『Lonely Planet』の特徴といえると思います。
見どころ・観光スポット
食事
ドリンク
ショッピング
エンターテイメント
アクティビティ
まとめ
書籍の情報は、時代とともに更新されます。話題の店も、まちの風景も少しずつ変わっていきます。
それでも、海外のガイドブックが銀座や築地をどのように切り取り、どこに価値を見出しているのかを知ることは、私たち自身の街を見つめ直す機会になります。
本書の視点も参考に、自身の足で歩きながら、改めて地域の魅力を再発見し、国内外の皆さんに説明できるガイドをめざしていきたいと思います。
※東京駅を背景に『Lonely Planet Tokyo』を撮ったのが、冒頭の写真です。
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