【神田祭】誇り高き一番山車、大伝馬町の諌鼓山車

(資料提供:中央区立京橋図書館)
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5766
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5793
(前回までのあらすじ)
・神田祭神幸祭において
・かつては沢山の山車が行列を作っておりました
・現在は簡素化されております
・大伝馬町は山王祭 神田祭両方において 名誉ある一番山車を担当
・一番山車は今もあります。
ここまでお話したかと思います
では、この鳥は何なのでしょうか??
諌鼓鶏(かんこどり)
これまで「鳥」「鳥」と連呼してしまいましたが、、、
こちらは正式名称「諌鼓鶏(かんこどり)」といいます。
※閑古鳥ではありません
「諫鼓」とは昔の中国で君主に対して諫言しようとする民衆に打たせるために設けられた太鼓のことで、「鶏」は鶏鳴によって君主に善政を促し、人々を警醒する想像上の鶏である。「諫鼓鶏」とは、善政であるため諫鼓を鳴らす必要がなく、上に止まっている鳥も逃げないという意味である。
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/goshahou/kankodori/
引用:東京都神社庁
とのことで、平和な世の中においては、この山車の太鼓を鳴らす必要がない
すなわち、平和な世の中の象徴なんです。
お祭りというと、ポンポン太鼓を叩くイメージがあるかと思いますが
この一番山車においては叩かないのが正解なんですね。
この諌鼓鶏、現在も大伝馬町においてはシンボルのような存在で、お祭りの半纏などにデザインされております。
京橋図書館の資料を見つけました、かつては↓のような大きい諫鼓山車が使われていた模様です
現在は電柱などが多いため、コンパクトな諫鼓山車になっております。
ぜひ2025年の神田祭、こういうところにも着目してお楽しみいただけましたら幸いでございます
https://kandamatsuri.com/shinkosai/
(資料提供:中央区立京橋図書館)