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中央区ものしりクイズ28

問題

問題 中央区ものしりクイズ28

解答と解説

1     外国人居留地

外国人居留地は、日本に西洋の靴文化と靴製造技術が伝わる重要な起点となりました。

外国人居留地には、公使館員、商人、宣教師など多数の外国人が住居や仕事のために滞在していました。これらの人々は、日常的に西洋の革靴を履いて生活しており、その需要が居留地およびその周辺で発生しました。

1870年(明治3年)3月15日、居留地に隣接する入船町(現在の築地周辺)に、西村勝三が日本初の西洋靴工場を開設しました。これは後に「靴の記念日」の由来となっています。

2       木綿

日本橋にある大伝馬町(おおでんまちょう)エリアは、江戸時代から続く、特に繊維・木綿を中心とした問屋街として栄えた歴史を持っています。

江戸時代には「木綿店(もめんだな)」とも呼ばれ、伊勢商人などが多く店を構えていました。

現在の大伝馬町一帯は、隣接する小伝馬町、馬喰町、横山町と一体となり、「横山町・馬喰町問屋街」と呼ばれる、日本最大級の現金卸問屋街を形成しています。

2      南町

南町奉行所は、江戸時代に江戸の町を統治し、庶民の行政・司法・警察を担っていた非常に重要な役所です。

時代劇などでおなじみの「遠山の金さん」や、「大岡越前」などが奉行として執務にあたっていた場所としても知られています。

3 『熈代勝覧(きだいしょうらん)』です。

江戸時代の日本橋地域の歴史や文化を知る上で非常に重要な史料です。

日本橋から神田今川橋にかけての約760メートル区間の町並みと、そこで働く人々、買い物客など、約2,500人以上の人物が生き生きと描かれています。当時の店構え、交通、人々の暮らしぶりが極めて詳細に記録されています。

 


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