夏越の大祓　茅の輪くぐり

　今年も六月中旬が過ぎ、半年の穢れを祓っていただくために、波除稲荷神社の茅の輪くぐりに行ってまいりました。境内は、凛とした空気に包まれ、茅の輪をくぐったあとは、とてもすっきりとした、晴れやかな気持ちになることができました。

　波除稲荷神社の前の看板には、次のように書かれていました。大祓（おおはらえ）は、六月三十日と十二月三十一日に宮中及び各神社で執り行われる大規模のお祓いという意味の「みそぎ神事」であります。当神社で六月一日から六月三十日に行われる大祓を『夏越ノ大祓式』と称します。この夏越しの大祓で過去半年の罪（つみ）・過（あやまち）・穢（けがれ）を祓い清めて夏を越し七月より始まる来るべき新たな半年に希望に胸をふくらませて新しく出発をいたしましょう。

　髙島屋のしきたり事典には、『参拝者が「水無月の夏越の祓をする人は、千歳の命のぶというなり」と唱えながら茅の輪をくぐると、夏の疫病や災厄から免れるといわれています。』という記述がありました。七月より始まる新たな半年を、日々新たな気持ちで過ごしていきたいと思います。