中央区内で「日本ではじめて」を巡るその1~カツカレー発祥の店「銀座スイス」
江戸文化発祥の地「日本橋」と西洋文化の発信地「銀座」のある東京都中央区には、「日本ではじめて」の店や場所がたくさんあります。
中央区観光協会から、5種類出ているエリア別ガイドブックの中には、中央区が発祥のものを紹介する「はじめて物語」が掲載されています。「はじめて物語」はこちらのグーグルマイマップから見ることもできます。
「はじめて物語」を参考に、小学生の息子と「日本ではじめて」を親子で巡ることにしました。記念すべき第一回は、息子の大好物「カツカレー」発祥の店「銀座スイス」です。
銀座スイスは昭和22年創業の老舗洋食店。銀座スイスの魅力は、「カレー」や「コロッケ」など、今では家庭料理の定番となっているメニューを、家庭では出せない「プロの味」として提供しているところです。
ステンドグラスが印象的な、レトロモダンな店内ですが、現在の店舗は2022年に移転オープンしたもの。明るく温かみのある雰囲気です。
カレーは、創業時からあるメニューで銀座スイスの名物の1つ。たっぷりのすりつぶした野菜と果物が使われているのが特徴で、野菜の甘みの中に溶け込むスパイスの濃厚で奥深い味は、唯一無二。その証拠に、銀座スイスのレトルトカレーは、第1回中央区推奨土産品の第2位に選ばれたほどです。
カツカレーは、昭和23年にカレーライスとカツレツは大好物だった巨人軍の千葉茂選手が、ある時銀座スイスで「カレーライスにカツレツを乗っけてくれ!」と注文したことで誕生しました。当時は、カレーライスに何かをトッピングするという習慣はなく、これが今では全国に広がる「カツカレー」の始まりだと言われています。
「カツ」は「勝つ」にかけて、勝負の前に食べると縁起が良いと言われている食べ物です。レジ脇には、「カツ・カレーは勝利の味がする」と書かれた千葉選手のサイン色紙があります。
カリっとジューシーなカツは、しっかりと厚みがあり、脂の甘みが美味。カレーソースとの相性がバツグンです。
さらに、ランチタイムはトッピングのポークカツがわずか220円で2倍にできます!
食べ盛りの息子も、ダブルカツのボリュームに大満足!
「カツカレーと言えば、銀座スイス」と息子の記憶に残ったようです。息子が大人になった時にも、一緒に食べたカツカレーの味を思い出して欲しいなぁ・・・この先も、銀座の洋食の名店として「銀座スイス」が君臨しつづけることを願います。
子供と一緒に「はじめて物語めぐり」は、親子で共通の思い出作りになるだけでなく、中央区や江戸の文化を知る楽しい学びの場にもなります。
我が家では、今後も継続していく予定ですので、またブログでもおすすめの店などをご紹介しますね!
【銀座スイス】
住所:東京都中央区銀座3-4-4 大倉別館2階
電話:03-3563-3206
営業時間:11:00-20:30(L.O.)
定休日:火曜日(祝日を除く)
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