初音森神社と軍馬の歴史
江戸時代、現在の日本橋馬喰町一丁目(靖国通り交差点付近)には、江戸最古の馬場の一つである「初音の馬場」がありました。
<中央区東日本橋>
慶長5(1600)年、関ヶ原の戦いに際し、馬の鑑定人である「博労(ばくろう)」たちが軍馬の優劣を検分し、徳川軍の戦勝を祈願する「馬揃え(うまぞろえ)」を行った由緒ある地として知られています。
「初音」という名称は、かつてこの付近に「初音の里」と呼ばれた森があり、古くから「初音稲荷(現在の初音森神社)」が鎮座していたことに由来します。
<墨田区千歳>
明暦3(1657)年の明暦の大火後、江戸の都市再開発に伴い、初音稲荷の旧社地には「関東代官頭屋敷(後の郡代屋敷)」が建設されることとなりました。これを受け、神社は隅田川の対岸(現在の墨田区千歳)へと遷座されました。その後、昭和23年(1948年)には、旧社地近くの東日本橋に「初音森神社 儀式殿」が再建されました。これにより、約300年ぶりにこの歴史ある地への正式な御遷座が果たされました。現在は墨田区の本社とともに、かつての歴史を今に伝えています。
<中央区東日本橋>
◆初音森神社
本 社:東京都墨田区千歳2-4-8
儀式殿:東京都中央区東日本橋2-27-9
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