2025べったら市での江戸体験イベント
『小津和紙のからくり屏風作り』
主催 蔦重勉強会・大伝馬町二之部町会
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』も終盤に入ってきています。
蔦屋勉強会『蔦重日本橋プロジェクト』大伝馬町二之部町会がいつもと違うべったら市を 10月19日に企画、魅力あるイベント『江戸体験会』がありましたので、ご紹介いたします。
①『漆器と秋のテーブルコーディネート』(黒江屋)
②『歌舞伎長唄演奏会』(鳥羽屋一門)
③『和紙で作るからくり屛風』(小津和紙)
④『江戸切子職人による模様と写し絵体験』(華硝)
⑤『にんべん鰹節削り体験』(にんべん)
桜やよいは、③が当たりました。
どのイベントも応募者数が多く、抽選で当たったことは本当にラッキーな上に、さらにビックリ、どの体験も無料でした。
小津和紙の素敵な和紙を使っての製作に、心が踊りました。
集合時間の13時、小津和紙のブースに着席
千代紙選びで、金色と鶴が羽ばたく絵柄の2色に決めました。
見本のからくり屏風を見て、製作イメージがもてました。
いただいた『スタンプラリーガイドブック』を 6箇所廻って、『名所江戸百景大伝馬町こふく店』を6版重ねて完成させて飾るといいですよとのお薦めに、参加者の方々は「廻ってみます」と意欲的でした。
製作材料が揃いました。
①色紙2枚の台紙
②金色と柄の千代紙
③長さの違う細い短冊3本
④ステック糊
これだけの材料で、屛風が作れることに、感動
何と不思議!
縦にも横にも開閉できるビックリのからくりです。
写真やカードが思いのままの方向で飾れることをここで知ることができました。
小津和紙史料館の館長さんが教えてくださいました。
①この2枚の台紙に金紙を貼ります。
②台紙を2枚合わせて、順番通りに短冊3枚を張っていくことが、からくりの秘密です。
③裏の台紙2枚に柄の千代紙を貼って出来上がり
④最後の仕上げは、糊の余りを丁寧にペーパーで拭き取ることが最も大事です。
自分の作った作品に満足
スタンプラリーの版画とお気に入りの写真を飾ることにしました。
素敵なからくり屏風が20分で出来上がり、思い出に残る2025べったら市になりました。
小津和紙では、体験コーナー『小津文化教室』『手漉き和紙体験工房』を開催なさっています。
折り紙コーナー・手作りはがき体験コーナー・書道・水墨画・ちぎり絵・押し花・カリグラフィー・茶道・ガラス工芸などの様々なジャンルの教室を開催なさっています。
ご興味のある方は、HP小津和紙をチェックしていただけたら、詳細がわかります。
『日本橋恵比寿講べったら市』に繰り出そう!
べったら市の由来は、皆様ご存じの『べったら漬け』です。
大根の漬物で有名ですが、麹がべったり付いていて、江戸時代は大根1本を縄で縛って持ち歩いていました。
うっかり着物に触れると麴のかすがべったり付き、着物を汚してしまいました。
それを面白がって、男性が女性にわざと付けようとすると、着物を汚したくない女性たちはそれを避けて通ったそうです。
「べったら~べったら~」とお店が威勢のいい掛け声で客の呼び込みをしたことからこの名称が付けられたそうです。
べったら漬けが大好きだった徳川将軍は第15代慶喜公が有名ですが、昭和天皇もお好きだったようです。
べったら漬けは大好物です。大きさもハーフサイズがありますので、少人数家族にはぴったりです。
中央区立日本橋幼稚園・小学校の子供たちが神輿を担いで行くのを見た後、大人神輿にも遭遇し、人込みの中で威勢のいい掛け声と『べったら市ならではの神輿』を間近に見られて興奮しました。
べったら市は昔はもっと寒かったという話から、地球温暖化の影響で寒さが違うとの感想も聞かれました。
寳田恵比寿神社のべったら市は来年も絶対にまた来ようと思いました。
(小津和紙『体験イベント』の記載は、写真と共に快くご承諾をいただいております)
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