令和八年山王祭まもなく始まる
京都の祇園祭、大阪の天満祭とともに日本三大祭りの一つに数えられている山王祭が、6月7日(日)から始まる。山王祭は、三大将軍家光の頃より、自身の生誕の地の神の祭礼として、山車や神輿の行列が江戸城内に入ることを許し、将軍が上覧する「天下祭」として盛大を極めた。その山王祭の始まりを知らせる高札のような看板が、TOFROM YAESU前に設置されていた。
神幸祭は「山王祭」最大の盛儀で、隔年で斎行される。御鳳輦二基・宮神輿一基・山車三基が300メートルもの御列次を組み、総代役員や氏子青年に供奉されながら、都心の氏子地域を、丸一日かけて巡行する。前回、六年ぶりに斎行された神幸祭では、「象山車」が復活したが、今年は新たに「海老山車」が登場するというから楽しみだ。
江戸時代は、華やかな「山車」の行列が有名で、各町から四十五番もの山車が引き出されていたが、明治に入ると交通事情の関係などから「町神輿」が氏子域内を巡行するようになる。戦後、都市化が加速して担ぎ手が減少したが、日本橋の若手(日八会)がお隣の京橋へ声をかけ、茅場町も加わり、平成14(2002)年から「町会神輿の連合渡御」が開始された。平成20(2008)年には八丁堀も加わり、江戸城下の「下町」全体が協力して連合渡御が行われるまでになったという。
江戸っ子の心意気を今に伝える「山王祭」。山車を曳くもよし、神輿を担ぐもよし、沿道で盛り上げるもよし。多くの人々と山王祭に参加し、「心」と「心」の触れ合いを感じていきたいと思う。
■山王祭【本祭】令和8年6月7日(日)~17日(水)
■神幸祭 令和8年6月12日(金)
■下町連合渡御 令和8年6月14日(日)<9時~15時>
オフィシャル