2026 七色に色づく紫陽花の情趣漂う初夏の大名庭園
初夏、七色のパステルカラーの色合いが瑞々しい印象のアジサイが街角を彩る季節到来です。 梅雨時の雨粒を纏ったしっとり感は勿論、晴天下、陽を浴びた柔らかで繊細な色相も魅力です。 日毎、天気や時間帯により表情が変化し、違った景観を楽しめます。 装飾花が真の花を取り囲むように咲く額咲きと、装飾花が球状に密集した花序を形成して咲く手鞠咲きに加え、装飾花が一重咲きか八重咲きか、花形、花色等々多種多様です。 アジサイは広義にはアジサイ科アジサイ属の植物の総称で、狭義には両性花(真花)の周りに装飾花(萼片)が縁取る "額咲き" のガクアジサイを母体として生まれた、花序全体が球状の装飾花の "手鞠咲き" の品種を指し、他との区別の為「ホンアジサイ」とも称されます。ガクアジサイ、エゾアジサイ、ヤマアジサイの3種が日本に自生の原種とされ、変種が多く、総じて咲き進むにつれ花色を変える特徴を有し、地域や土壌の性質により形態や花色に差が出ると言われています。 漢字表記は慣用で "紫陽花" が当てられ、「八仙花」「七変化」「四葩」「手鞠花」等とも呼称されます。 アジサイの語源は諸説あるようですが、"藍色が集まったもの" を意味する「集真藍(アヅサアイ)」が転訛したとする説が有力とされます。 浜離宮恩賜庭園内では、水上バス発着場周辺、海手お伝い橋袂、富士見山周辺を中心に植栽されていますが、中でも梅林の傍らの繁みに群生する、花や葉も小ぶりで枝も細く、株全体が繊細な雰囲気で野趣に富む風情のヤマアジサイは、「コガク」「サワアジサイ」とも呼ばれ、茶花にもよく使われ山野草愛好家の間で人気が高いと聞きます。
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