無人コンビニ@兜町
最近、主なコンビニでは「セルフレジ」が導入されていることが多いですが、利用度はイマイチのようです。しかしそんな中、兜町にはなんと『セルフレジしかない(店員がいない)』強気なコンビニが存在します(^^)
その名は「ROBOT MART」。実はオープンしたのは昨年秋なので、すでにご利用になったかたもいらっしゃるかもしれないですね。私は事務所がごく近所なので自販機代わりに時々使っていましたが、今回、店長さんにうかがったお話も交えてご紹介させていただきます。
※無人なのに店長さん?というツッコミは置いておいてください:笑
こんなお店です
上の写真をご覧いただいてわかるよう、乾き物とソフトドリンクのペットボトル類が中心で、ティッシュペーパーなどの消耗品類も少しあるようです。年齢認証が必要な商品とか、賞味期間の短い商品は置いていないのは仕方ないですね。
価格は・・・コンビニよりもかなり安いです!ペットボトル類が税込で100円。キャッシュレス決済によるポイント還元とかも考慮すれば、いまだと実質97円ということになります。
店員さんはいませんが、ペッパー君が(近くに行くと)しきりに話しかけて来ます。以前(左)はレジの向こう側で堂々と店員の仕事をしていましたが、決済用のテーブルを1つに統一した結果、お店のレイアウトが少し変わって、最近は「そんなところで何してるの?」という場所(右)でたたずんでいます(笑)。
決済方法は・・
買いたい商品をテーブルに置き、QRコード読取り決済を行います。通常の読取り決済だと、こちらで金額を入力した後、それをお店の人に見せて確認してもらうのですが、それを「カメラ(上の画像の赤い丸)に見せる」という点が違うだけです。
それにしても、お店を入るときにまず驚くのが「現金・クレジットカード・電子マネーでのお支払いは一切できません」という貼り紙。無人コンビニなので当然キャッシュレス決済だろうと思ってはいても「一体どういうこと?」とちょっと面食らってしまうかもしれないですね(^^)
利用できるのはPayPayと、ロボットマートチャレットという仮想通貨だけなのです。PayPayが利用可能なので自動的にAliPay(支付宝)も利用可能ということになりますが。
夢のあるお店です
お店は無人とはいえ、自動化されているのは接客と決済だけで、開店閉店作業や、品出し、POPづくり、掃除等の日々のオペレーションは誰かが行う必要があります。また、実験店舗としての側面が強いので、その検証や、それを活かした営業活動が何より重要なことは言うまでもありません。
というわけで?店舗の隣、ドアを隔てた向こう側のオフィスにいらっしゃる、(株)ロボットセキュリティポリスの吉田祥平さん(写真左)にお話を伺ってみました。冒頭で「店長さん」と書きましたが、運営責任者とお呼びしたほうが適切かもしれません。
ロボットセキュリティポリス社は「ロボットの販売・買取」をはじめ、ロボットに関する様々なサービスを手掛けている会社なのだそうです。(ロボットセキュリティ社のWebサイトはこちら)
お店の中にも巨大なメカ(写真右)が鎮座していましたが、これはなんと世界に6台しかいない「スケルトニクス」というロボットだそうで、イベントなどへの貸し出しも可能とのこと。プロモーションビデオ(注意:音出ます)を見ると、インパクト抜群です。
また、ロボットマートは今のところ「日本中でここ兜町だけ」なのだそうですが、「ミニ・ロボットマート」という、オフィス内に設置するミニコンビニは、すでに30社以上で導入されているそうです。
とにかく、単に『省力化、コスト節減のために無人化した』というより、無人化の先の世界もちょっと想像させてくれる、夢のあるお店のようです!
※個人的には、決済方法をもう少し多様化してくれるとありがたいですが・・あと、レジ袋の止め方が荒っぽいので、1つだけ取りはずして使うのが結構難しいです・・(^^)
住所 | 東京都中央区日本橋兜町20−6 日本橋兜町ファースト1F |
営業時間 | 年中無休 7:00 ~ 23:00(土日祝は10:00~19:00) |
決済方法 | PayPay、ロボットマートチャレット |
電話 | 0800-123-6110 (受付時間:平日10時~19時) |