Hanes

2020年度の特派員活動を振り返って


こんにちは。アクティブな活動はお休み中のHanes(ハネス)です。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、観光業界にとっては大きな変化の年となりました。
同じように、特派員として活動する私にも大きな変化がありました。
それは、以下の3点だと思っています。

1.灯台もと暗し!身近な魅力の再発見:視点の変化

これまでは「遠足シリーズ」を通し、中央区外から見た中央区、ならびに中央区外で発見した中央区の魅力をご紹介していました。
しかし、外出自粛や自由な旅行の制限により、限られた行動範囲内で視点を変えてまち歩きをするようになりました。
そこで始めたシリーズが「誕生花で巡る中央区」。

 2020年度の特派員活動を振り返って


中央区で撮影したものかどうかわからないという難点はあるものの、これまでのように頻繁に中央区に来られない方々にも、花の都中央区の旬の風景や元気、癒しをお届けできたらという思いを込めています。

2.開放的なウォーターフロントエリアへの憧れ:開拓エリアの変化

これまでは、銀座、日本橋、築地といった中央区内でも特に賑わうザ・観光エリアのご紹介が多かったのですが、この1年で晴海や新川などウォーターフロントエリアに焦点を当てる記事が増えました。

 2020年度の特派員活動を振り返って


広々とした空を眺めることのできる隅田川沿いは、中央区の中でも開放感を感じられるエリアです。
隅田川テラスの散歩やランニング、隅田川に架かる橋を越えてのサイクリングなど、コロナ禍で密を避けながら適度な運動をするうえでもぴったり!
さらに、地上の様子に加え、野鳥、船、水面や水量などといった水上の観察ができるだけでなく、時間帯季節によって異なる風景が楽しめることも飽きがこない理由です。

3.「不可視的なもの」をテーマに:興味対象の変化

新型コロナウイルス感染症という日常では目視できない恐怖と共存するうえで、物理的なものからいったん離れ、「不可視的なもの」に対する興味が高まりました。
築地佃島のカワウソをはじめとする中央区に残る怪談話もその一つ。

 2020年度の特派員活動を振り返って


また、晴海高層アパート跡首都高速晴海線など、今は跡地となって当時の用途がある意味不可視的になったもの、霊岸島七不思議中央区内の水準点といった、知らないこと(目に入らないこと)の多いものにも焦点を当てました。
観光地としての中央区のイメージとは異なるものばかりですが、目に入るものがすべてではありません。
想像力を駆使して楽しむまち歩きもまた味わい深いものです。

おわりに

以上をまとめると、2020年度は特派員としての私にとって、視点、開拓エリア、興味対象が変化しました。
2018年度や2019年度のようなアクティブさには欠けましたが、こうして振り返ってみると意外と学びが多かったことに気がつきます。
2021年度は国際的なスポーツの祭典を控えていることもあり、中央区と海外の交流スポーツなどにも目を向けていきたいと思います。
特派員活動を通して中央区について勉強している過程ではありますが、今年度もユニークな視点から「新たな中央区」の魅力をお届けできるよう奮闘してまいります!