はたらく乗り物大集合!【旧晴海鉄道橋編】(キッズ向け)
ねえねえ、博士。ここはどこ?
ここは春海橋の横の旧晴海鉄道橋じゃ。これから遊歩道として生まれ変わるために、今、耐震補強(たいしんほきょう)をしているんじゃ。
へぇ、川に船を浮かべて作業をしてるんだね。
そうなんじゃ。こういう船をクレーン付台船と呼ぶんじゃ。
築地虎ノ門トンネルの工事でも見たクローラクレーンが船に設置されてるんだね。
博士、晴海側の補強工事は終わってるんだね。
そうなんじゃ。この工事はまず晴海側の補強、次に豊洲側の補強、最後に橋の上に遊歩道を整備する計画じゃ。2025年度(令和7年度)には工事が終了する予定じゃ。
ふ~ん、今は豊洲側を工事してるんだね。ぼく、早くこの橋を歩いてわたってみたい!
博士、ところでなんでここに鉄道橋があるの?
いい質問じゃ。この橋は昭和32年(1957年)に臨港鉄道東京都専用線(りんこうてつどうとうきょうとせんようせん)の晴海線が開通するときにかけられた橋なんじゃ。
へぇ、いつまで使われていたの?
今から30数年前の平成元年(1989年)までは使われていたんじゃ。
ふ~ん、線路はどこから伸びてきたの?
今でも使われている貨物専用の越中島貨物駅から1953年には豊洲まで伸びてきて、その後1957年には晴海までのびたんじゃ。東京BRTの晴海BRTターミナル付近は、線路の跡地じゃな。
へぇ、あのバスターミナルに線路があったんだぁ。あんまり想像できないなぁ。
江東区塩浜付近には、ところどころ昔の線路が残っているぞ。
ふ~ん、そうなんだね。今度行ってみたいなぁ。
こんにちは、新人特派員の「たけちゃん」です。最後までお付き合いいただきありがとうございます。今回もキッズ向けに書いてみました。旧晴海鉄道橋はこれまでも特派員の方が何度か取り上げられていますが、今回は「はたらく乗り物」シリーズの視点で書いてみました。「旧晴海鉄道橋」は密をさけて、ゆっくりと建設機械鑑賞ができますよ。ドボク好きキッズ、船舶好きキッズ、鉄道好きキッズには最適なお散歩コースですよ。
ちなみに、上の写真は江東区塩浜二丁目に残る「深川線線路の跡」です。この写真だけ季節感が違いますが、2022年3月下旬に撮影した写真を使いました。
★旧晴海鉄道橋までのアクセス
- 有楽町線豊洲駅から徒歩約10分
- 有楽町線月島駅から朝潮運河をわたって徒歩約15分
★深川線線路の跡(江東区塩浜2丁目1−5)までのアクセス
- 有楽町線豊洲駅から迷わなければ徒歩約12分
※枝川と塩浜を結ぶ「鷗橋(かもめばし)」の近くです
オフィシャル