今よみがえる?
築地市場のゆるやかな曲線
広大な敷地に残された昭和の痕跡
こんにちは特派員の「たけちゃん」です。
築地大橋をちょくちょく使う「たけちゃん」は築地市場の跡地の行方がとっても気になっています。築地虎ノ門トンネルの工事も一段落し、最近顔を出したのは「東京市場駅」の痕跡。
東京市場駅は築地市場の中にあった貨物駅。汐留駅の貨物ホームの脇から分岐していた全長1.1 km、単線の貨物支線の終点にあった駅です。築地市場の外周に平行して大きなカーブを描いて線路が敷設されていました。市場の線路脇は、貨車から直接荷卸しができるようにプラットホームのような構造になっており、貨車から降ろしたその場でセリが行われていたようです。
このゆるやかなカーブ。まさに「東京市場駅」の痕跡ですねぇ。わくわくします。
汐留方面に伸びていた線路
ゆるやかなカーブは現代の築地虎ノ門トンネルに向かって伸びています。「たけちゃん」が高校生くらいの頃には、確かに、新大橋通りに踏切と線路が残ってた記憶があります。トラック輸送が主流になり、ここにあった線路は1987年1月31日を最後に使用されなくなりました。今は鉄道輸送がCO2削減の観点で再び脚光を浴びていますよねぇ。
廃線跡に残る新尾張橋
築地川跡に建設された首都高速の上を新尾張橋がかかっています。あれ?ここもゆるやかなカーブ。さて、問題です。もしかしたらこれも線路跡かな?
そうなんですね。ここも汐留から築地市場へ向かう単線の貨物線の線路跡なんです。ノスタルジーですねぇ。
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