小3・あずきと中央区観光検定
~その2:築地本願寺と赤穂浪士・間新六~
子連れ特派員のえだまめです♪
前回に引き続き、娘あずき(小3)と一緒に
中央区観光検定の問題に取り組んでいきたいと思います。
※プロローグは こちら
※「その1」の記事は こちら
さて、築地本願寺で阿弥陀様にお参りをして。
本堂から外に出てみました。
こちらには多くの歌碑・石碑などがあるのですよね。
というわけで、今回の問題はこちら。
第15回(2023年2月実施)
問97
赤穂藩士の子として生まれた間新六(はざましんろく)は、吉良邸討ち入りに参加。本懐を遂げて高輪泉岳寺へ引き上げる途中には、槍に( )を結び付けて築地本願寺に投げ入れたという伝説が残ります。新六の供養塔は現在も築地本願寺の境内で見ることができます。( )に当てはまるものは次のうちどれでしょう。
ア.辞世の句 イ.金子(きんす) ウ.お守り エ.切り落とした髷(まげ)
※実際の問題文をそのまま引用いたしました。
「・・・あか・・・ほ??」
「・・・あこう、ね。」
・・・そこからだったか・・・!
そこで気づいた母えだまめ。
「あずき、ひょっとして・・・忠臣蔵のお話って聞いたことなかったっけ??」
「ちゅーしんぐら??」
・・・そこからだったか・・・!!(本日2回目)
確かに母えだまめが小さいころ(昭和末期)は年末になると
「年末スペシャルドラマ・忠臣蔵」みたいなのを目にすることが
それなりにあったように思うのですが。
そういえばここ最近、あまり目にしていなかったかもしれません。
歴史系のお話大好き人間&大河ドラマ大好き人間のあずきではあるのですが
「忠臣蔵」「赤穂浪士」はものの見事にスルーし続けてしまっていたようでした。
大河ドラマも戦国と幕末が多いし、今年は平安、ですものね。
意外な盲点、でした。
「かたきうちの物語」の結末に。
・・・というわけで。
その場で「たぶん5分でわかる忠臣蔵ものがたり(仮)」を
即興であずきに語り聞かせた母えだまめでした。
問題文の「本懐を遂げて」は読めなかった文字でしたが、
忠臣蔵のストーリーが頭に入るとなんとなく意味が分かったようです。
「おとのさまのかたきうち、成功したってことだよね。」
はい、そういうことです。
さて、問題に戻ります。
「で、何を結び付けたと思う?」
「ウのおまもり?お寺だし。」
うーん、ざんねん!
正解は・・・イの金子(きんす)です!!
「きんす、ってなに・・・?」
・・・そこからだったか・・・!!!(本日3回目)
小3のあずきには、金子(きんす)=お金、という知識はまだなかったようです。
・・・時代劇好きだったりしたら、知ってたのかしら・・・?
そして。
なんで間新六は
「槍に金子(実際には小判だったようです)を結び付けて築地本願寺に投げ入れた」
のでしょう?
それは「供養料」として。
つまり「このお金、ここで私を弔うために使ってください」という意味だったからです。
「おとのさま」=浅野内匠頭の敵討ちを果たしたあと、
赤穂浪士の彼らにはきっと厳しい処罰が待っているはずで。
きっと自分の命はもうすぐ終わる事も新六は分かっていたことでしょう。
そのためのお金だった、ということです。
実際に元禄15年12月14日に討ち入りを果たした赤穂浪士たちは
翌年、元禄16年2月4日に切腹となっています。
そして。
新六を供養する石碑は築地本願寺に作られ、今でもこの場所にある、ということなのでした。
忠臣蔵の物語。
「時代劇」をあまり目にしなくなってしまっている最近ではありますが
「一つの古典」として、ちゃんと知っておきたいお話、だと思っています。
あずきにとってはよい機会になったかもしれません。
お帰りのまえに、カフェやショップにも。
さて。
築地本願寺といえば
インフォメーションセンター内の「カフェTsumugi」。
こちらにはおしゃれなメニューがたくさん!
美味しそうな甘味やドリンクがたくさん用意されています。
なので、かなり順番待ちの方もいらっしゃるような賑わいでしたよ。
ご参拝のあとの一服、にもちょうどいいですよね。
そんな中。
あずきの目に留まったのはインフォメーションセンター内の閲覧用の本。
「・・・これ、面白そう~♪」
「マンガでわかる仏像」というタイトルのこちらの本。
こちらもインフォメーションセンター内のオフィシャルショップで買うことが出来るのです。
・・・ということで。
早速買って帰ると、黙々と読みふけるあずきなのでした。
もうしばらくしたら、私よりも仏像のことについて
はるかに詳しくなっていそうな予感がします。
ということで。
築地本願寺編はここまでといたします。
次はどの問題を使って、どこに出かけてみましょうか。
次回をお楽しみに・・・!
★浄土真宗本願寺派 築地本願寺★
東京都中央区築地3-15-1
0120-792-048(コンタクトセンター)
本堂参拝時間
6:00〜16:00(夕方のお勤め終了後)